エレベーターを構成するパーツについて
マンション住民の方がエレベーターを安全で安心して利用していただくために、様々箇所で非常に細かなパーツを構成して駆動しています。
エレベーターの工事を行う時や、保守・メンテナンスの時に、様々な部品がその対象となってきます。
エレベーター工事の主要パーツ
エレベーター機械室
制御盤
巻上機
調速機(ガバナ装置)
地震感知器(S波)
昇降路
主ロープ
近接スイッチ(着床スイッチ:インダクター)
リミットスイッチ
ガイドシュー
制御ケーブル
かご室
かご上操作ボックス(かご上操作装置)
ドア駆動装置(ドアモーター、ドアドライブ、ドアユニット)
かご内天井照明LED化
ゲートスイッチ
かご内操作盤
乗場
インターロックスイッチ
乗場操作盤
ピット
安全停止スイッチ
調速機返し車
地震感知器(P波)
エレベーター工事に含まれない保守各パーツ
非常灯電源装置
巻上機ギアオイル
制御盤内各制御リレー
リュブリケーター(給油機)
ブレーキライニング板
マイコン基板
インバーター
ドアシュー
ドアワイヤー
ドアベルト
メインシーブ、セコンドシーブ
ドアハンガーローラー
シーケンサーユニット
巻上機ベアリング
部品について詳しく知りたい方は、公式サイトのコラムでご確認をお願いします。
エレベーターの工事を行うときには、メンテナンスを業者に依頼するときに、見積もりには細かな部品の事まで記載されている場合があります。これらの部品がどのように機能し、どのタイミングでの交換や刷新が必要となるかも、できれば把握しておきたいです。
ただ、かなり専門的なパーツばかりで、どのように機能するかなどは、一時期に理事会や大規模修繕委員になって勉強した状況だけでは、見積もりや仕様書に記載されてるこれらの部品を、正しく判断するレベルまでいかないのが現実なのかなと思います。
また、現在、世界的な経済の混乱や半導体の不足、エレベーター業界だけに限らない慢性的な人手不足などといったことが原因で起こっているエレベーターの納期遅延問題もあり、 どのパーツの入荷が遅れていて、どのパーツは通常に入荷することができるものかなども把握しておかなければ、エレベーターメンテナンスにおける安全な保守保全管理に結びつけていくことができないかもしれません。
建築業界に精通している人であったとしても、エレベーターと言う非常に専門的な機器においてはなかなか精通している人はいないでしょう。
エレベーターの事はエレベーター専門のコンサルタントにご相談ください。
工事施工会社や保守を行う会社と住民側の間に立ち、いずれかの業者に肩入れすることなく、住民の立場に立って、快適なエレベーターの保守保全工事までを行うためのサポートができるのは、エレベーターマネージメントだけです!