自分で法人税申告③【あと3日】
のこり5日(平日だと3日)から始めた法人税申告。2日経って電子申告ソフトの導入までは終わった。やっとスタートラインに立ったので、これまでの準備をまとめてみた。
決算書と法人税申告書の違い
さすがに僕が楽観主義者だといえ、自分で申告しようと思うにあたって、何も準備しなかったわけではない。ちゃんと先人の知恵を借りたのだ。しかも無料で。そう、図書館からね!
「いちばんやさしく丁寧に書いた法人税申告の本」とか「やさしい法人税申告入門」とかを超速で流し読んだ結果、わかったことがある。決算書が出来ても法人税は計算できないのだ。
そらそうよね。税理士が何のためにいるのかっていう話ですわな。しかし安心してほしい。原因も突き止めた。単純に、会計上の利益と税制上の利益が異なるだけのようだ。
会計上の利益
会計上の利益とは、ざっくり言えば「1年間に稼いだ額-1年間に使った額」である。簡単な話だね。売上から経費を引いた金額と考えてもいい。明朗現金払いだったら、増えた金額を見れば解決だ。
税制上の利益
税制上の利益はちょっと違う。「安易な税金逃れ」を防ぐためでもある。きっと。今年めっちゃ儲かったから、税金払うの馬鹿らしいし、会社の金で豪遊だ!みたいなのを防ぐ、という感じか。中小企業は交際費800万まで損金算入だけどね。ひゃっほい。
損金算入は、先ほど挙げたような本にめっちゃ出てくる単語だ。「損金算入」とは「経費として認める」という意味である。経費が増えれば利益が減って、納税額も減る。
「損金不算入」がくせものだ。これは、経費として認めねえ!という話である。極端な話をすると、売上が100万円で経費も100万円なら利益ゼロと思っていたところ、その使った100万円は損金不算入や!と言われると、税制上の利益が100万円となってしまう。
つまりどういうことさ
法人税申告で注意するところは限られていた。
①消費税の取扱
②損金不算入
・役員給与
・交際費
・減価償却
消費税は売上1千万円以下は免税事業者なので、気にせんでヨシ!
損金不算入項目だが、初年度役員給与ゼロだから、気にせんでヨシ!
中小企業の交際費は800万(1年)までOKだから、気にせんでヨシ!
減価償却するもんがないから、気にせんでヨシ!
ということでヨシ!!
希望がみえてきた
これならいける。間違いなくいける。
と余裕ぶっこき始めた僕だったが、オンライン会議でおったまげてしまう。
ぼく「今月末が期限なんであと3日!必死にやってますよー、アハハ」
「あれ、月末って金曜までじゃないんですか?」
ぼく「え・・・・???」
そう。今月末、つまり2023年4月30日は日曜日なのである。勝手に月末までが期限だと思っていたが、平日だと28日までになってしまうのだ。
つづく