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読書メモ「セールスコピー大全」
表記本を読んだので感想を記載します。
セールスコピーとしてプロダクトをどんな風に売り込んだらよいかという事を説明している本です。
訴求の考え方・作り方という点はプロダクトマネジメントについても超重要な内容ですが、それが簡易的に、具体例で書かれていて、良かったです。コピーを考える人以外でもプロダクト作る人にはお勧めの本です。
・コピーA「たくさん集客できます」
・コピーB「お申し込みの電話が鳴りやみません」
Aはベネフィットを言葉で語っただけ。Bはベネフィットを視覚的にイメージできる表現。五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)のいずれかに訴えるコピーは、ベネフィットがより魅力的に伝わる。
確かに、五感に訴えるのは重要という事が良くわかる事例。経験に訴える用語は強いですね。
「何をどう書くのか?」ではなく「誰に何を言うのか?」。この意味を正しく理解し、実践できれば、コピーのレスポンスは変わりはじめる。
この点はプロダクト作成で最も重要ともいえますが、なかなかしっかりできないなーと思います。
結婚式のフィナーレをイメージして欲しい。新婦が親へ感謝の手紙を読み上げる。親族でなくても、自分の親や子への想いと重なり目頭が熱くなる。コピーライティングもおなじ。たった一人にむけられたコピーは、それに近い100人の心を強く打つ。万人ウケを狙ったコピーは、99人の頭上を通り過ぎる。
事例として大変わかりやすい事例でした
「どうしても売れない」と悩んだとき、コピーライティングやマーケティングを強化する前にやるべきことがある。それは「他社よりも劣る点」をすべて素直に認めること。もし、1つも見つからないなら?それは慢心ではなく「リサーチ不足」。知るべきことを知らないだけ。
リサーチの重要性をわかりやすく伝える一文です。
「日本で一番高い山は?」と聞かれると、誰もが「富士山」と答える。「2番目に高い山は?」と聞かれると、ほとんどの人が答えられない。ナンバーワン、オンリーワン要素は認知において重要。小さなことでも徹底的に探す価値がある。
価値や魅力をわかりやすく伝えています。
「コピーが書けない」と悩んだら、自分自身にこの質問をしてみよう。
・私は、誰に何を伝えたいのか?
・なぜ、それを伝えたいのか?
コピーが書けない本当の理由に気付ける。
7と重複する内容ですが、これがなにより重要だなーと思います。
商品の良さを語るのではなく、読み手の欲求が叶う方法を教える。この発想で考えたコピーは読んでもらえる。
同じく、7と重複する内容ですが、これがなにより重要だなーと思います。