学校の肝試し(怖い話)
高校生の頃、部活の合宿の恒例行事に「肝試し」がありました。
そんな本格的なものではなく、深夜の校内を一人で歩いて、目的地に置かれたもの――これはお菓子だったりピンポン玉だったりしましたが――を持ち帰って来るというだけの単純なものです。
本来なら墓地や廃墟でやった方が怖さは倍増するものですが、いつも通っている学校だと「知っている風景だからこその恐怖」というものを味わうことが出来ます。
夜の学校の中を「怖い怖い」と言いながら歩く…それだけでも肝試しとしては合格です。
しかし、僕が