何故 建築家を入れないのか?
以前「朝日」君の「声欄」に国立劇場の高層化反対という意見を掲載してもらいました。
要するに今の国立劇場をまだ使えるのにぶっ壊して、最高裁の隣、つまり今あるところに建て替える。それは高層ビルにして、レストランやホテルを入れて、商業ビルにして、その中に国立劇場を入れると言うもので、「トンデモナイこと」するんじゃない!という抗議でしたが、学会も家協会もまったく「知らん顔」
そうしたら、先日知人のジャーナリストが「国立劇場再整備に関する有識者検討会を設置」という書類のコピーを送ってくれました。、それによると、あれからその高層化の企画整備の業者の募集・入札を2回行ったが、2回とも不調・不落となったので、今後の検討をしたいので「有識者検討会」を設置する、というしらせでした。
それは結構なことだと読んでみると、なんと建築家が入っていない!
そのメンバーは:
パルコのひと、日本赤十字社の理事、ANAホールディングの副会長、劇団協議会理事
それと技能実演家団体とかの理事
その5人です。
何故、建築家を入れない?
客が入らなくなった歌舞伎や文楽をどうするかという話にしても、それの器をどうするか? 混合商業ビルを高層で建てるとあの地域がどうなるか? 建築の問題だと言うことが分からないのでしょうかねえ。
「日本芸術文化振興会」の人たちが分からないとしても、それを黙って見ている家協会や学会のひとたちの知らん顔が信じられません。
3月26日に第一回の検討会が開かれました。その結果は、知りません。誰も知らないのでは? 「日経アーキテクチャ」さん立ち上がってください!