東京国際フォーラムの建築家死す
新聞の死亡通知欄に「ラファエル・ビニオリさん(米建築家)死去、78歳」と出ていました。
あれ?誰だったかなあ・・・どこかで聞いた名前だなあ・・・最近は雑誌も見ていないので・・・
先を読むと「最も高く評価された作品は、96年完工の東京国際フォーラム(東京都千代田区)」とありました。
なあんだ、そうだった。あれしか知らないから、忘れていました。そういえばコンペで無名のアルゼンチンの建築家が入選して騒がれたなあと思い出しました。
見に行きました。
天井が鉄骨むき出しの船底のような建築でした。それなりにスゲーなあと感心しましたが、磯崎新さんが、(記憶では)ボロクソにけなしていました。
ボロクソにけなすと云えば、磯崎新さんは柳沢さんの「東京都現代美術館」も「粗大ごみ」と言ってけなしていましたね。
1年生の研修会で、学生をそこに連れて行った時、「どうしてこれが粗大ごみなんですか?」と聞かれたので、「オレも知りたいから来たんだよ」と胡麻化しました。以後その学生に接しないようにしていました。
ビニオリさんも「東京国際フォーラム」が「最も高く評価された作品」と書いてあります。
磯崎さん!何が良くないの?
建築評論って、今一番信頼できるのは誰なんですか?
今書いているエッセイ「あの時いいねと言ったけど」の第5章 伊東豊雄さんの「みんなの家」です。書きやすいですね、アレは 乞うご期待!