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Photo by
matsuri_natsuno
思うこと徒然
私は夫と歳の差婚で彼は75歳になりました。
3〜4年前から難病奇病に罹り治療中ですが今年の夏には心筋梗塞を起こしてしまいました。
仕事もリタイアするよう何度も伝えていますが本人の生きるモチベーションになるのか、男の仕事に口を出すなと言います。
タクシードライバーです。
今、高齢者の運転についていろいろ取り沙汰されていますが、法律で免許返納義務があったら良かったと思います。
人の命をお預かりする仕事でもありますから。
今朝、いきなり夫の様子がおかしいのです。
以前からも少しずつその予兆はありました。
お風呂の水を溜めて、忘れてしまったり時間の観念がなかったり
手が空くといきなり私の持ち物に手をかけてものを整理して捨て始めたり。(非常に困る)
どうしたの?と問えば怒りながら悲しげな目を私に向けて
多分心では私に
助けてほしい
と言っているのが感じられます。
困って、私まで怒った声になってしまったり。
夫の今までの危機に
生きてくれているだけでいい。と思ったことを
思い出しています。
どんなに大変で、手が掛かるようになったとしても(将来的に)
あの時の、この人の命が奪われてしまうかもしれないというあの恐怖を
今一度思い出せるように
しておきたい。
本当に生きて、隣で眠っているだけでいいと心からあの時思ったんです。
夫と歩んだ40年間。
愛の形はわからないけれど
今しばらく夫には元気であってほしい。
今まで生活が大変で
趣味らしいものもなく
真面目に働き続けて
何一つ悪いことはしていない
そんな夫にもう少しの間
人生そんなに悪くないなと思って過ごしてほしいと心から思います。
でも自分の心にはいろんな感情があって。
もう少し踏ん張ります。
夫への感謝の気持ちを
一番に考えたい。
できるかな。