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GHOST9のアルバム紹介文をみてみる

デビュー当時、突然のアニメーションやcinematic filmなどの登場が人々を大いに困惑させた。その後、慣れや理解によってGLEEZや地球空洞説に対する抵抗感が払拭され、親しみさえ覚え始めてはいた。しかし、なぜかそっち関連の供給が徐々に途絶え、よくわからない感じになってしまっている。まあアイドルのコンセプトなんて有って無いようなものだから追及するのは筋違いかもしれないけど。そこで今回は普段そんなによく見てないアルバム紹介文をちゃんと読んで考えてみたいと思う。なんか今日風めっちゃ強いな。

前置きとして、紹介文は音楽サイトからとってきており、適当に解釈して載せることとさせて頂く。

[GHOST9 1st MINI ALBUM "DOOR"]
PRE EPISODE 1 : Door

終わりなく暴雨が降り注いでいたその年の夏、水魔が襲っていった都市の川の近くに正体不明の巨大な扉が流されてきていた。

ん?なんか序盤から雲行きが怪しいぞ…?Doorのことなのかな。

その地域の大人たちは工事車両を動員して立て直そうとしているが、地面からなかなか動かない。
「そのまま扉を開ければいいんです。」
一人の少年の声が水滴のように空気の中に散り、その瞬間人々は黙って少年を見つめた。扉に近づいた少年がドアノブを回した瞬間、堅かった扉は軽く開いて、扉の中深くの世界は少年を歓迎しているようだった。新しい重力が適用された扉の向こうの世界へと少年が大きく一歩踏み出した瞬間、地球がすこしは傾いたのかもしれない。

これだけだと判断しにくいが、地面にへばりついた扉を開けたということなら、地球空洞説と繋がってくることが分かる。個人的には、洒落た持っていき方だと思わざるを得ない。

少年が扉の向こうの世界に足を踏み入れ最初に息を吸い込むや否や、都市では味わうことのできない重苦しい空気が肺の奥深くに届く。少年はたちまち、自然の一部になったかのような気分になり笑ってしまう。遠くの外側の世界は忘れていった。自分の名前さえわからなくなるくらいに、ゆっくりと。そして少年の体が微動だにしないほど重くなっていたその瞬間。
視野が段々と霞んでいく少年の目に最後に映ったのは、遠くに倒れている、自分とはまた違う少年たちのシルエットだった。

 G  L  E  E  Z  登  場

…以上が最初のアルバムの紹介文である。やはり最初のうちはここ以外でも色々に言及されていたので理解しやすい印象だ。地球空洞説、だけ出されると??となるが、いい感じに語られてしまうと否応なしに納得できてしまうのが怖いところ。そして、Doorという要素が、「立てようとする大人たちに対し、そのまま開けて予想通り地下の世界を見つけ出す少年」__というワクワクしてしまう定石の対比を描きだしていて、とても印象的に感じる。あと最後の少年たちというのは多分GLEEZですね。懐かしい。今もごくたまーーーにイラストが出るけど。笑

[GHOST9 2nd MINI ALBUM PRE EPISODE 2 : W.ALL]

では次に行ってみる。ドアと来て、壁である。あまりにも家すぎて、次はなんだ、天井か、柱か、と可愛らしい推測で溢れていたこの頃は記憶に新しい。(2年前) ちなみに、アルバムはなんか数回ごとにまとまったシリーズになっていて、PRE:と名前がつくシリーズは最初の二つだけである。ストーリー的にも、今後の前提となる地球空洞およびGLEEZの概要を示していく形であると考えられる。

「いつか遠いところへ旅に出たい。」

少年は東の空が白む時分の浅い眠りから目を覚まし、ふとこんなことを考えた。波が打ち寄せてきて自然な模様を残すかのように。一度くらいは、目的も結末もわからない道を無計画に彷徨ってみたい、と。周囲は深い水の中のように静かで涼しいせいか、全身が小さく震える。目を覚ました少年が、自分ではない方の少年たちを注意深く起こす間、霧は徐々に晴れていった。夜明けはここまでだ。

セリフが一回ずつ付くらしい。そして、夜明けだったらしい。夜明けといえば、我らがThink Of Dawnだが、このアルバム・W.ALLはまさにタイトルThink Of Dawnの次のアルバムなので、前に言ってた夜明けは終わって、新たな何かが始まるというメッセージが込められているのだろうか。

晴れた霧の後に怒ったように空に湧き上がる絶壁がぼんやりと見えた。休まなければ早足で一日のうちに届くような距離に。

壁、キターーーーーーーーーーーー!!壁もありました!しかし、地面にへばりついたドアといい、空に湧き上がる壁といい、想像していたのと違いすぎる。おもろ。MVなどにはこういう設定は出てこないので、意外な表現。MVにはメカニックな何かの方がよく見受けられましたよね。あれは一体。

四方はみな枯れた枝が生い茂っている。いつかは、この場所も緑の葉でいっぱいの生き生きした森だったのだろう。少年たちはお互いに起こし合う。体についた塵を払いつつ、自然に視線が行くのはあの遠くに見える絶壁だ。

この情景は皆さん見覚えがあるのではないだろうか。そう、あの、cinamatic filmである。もう一年近く見ていないが、枯れた木に囲まれた場所を舞台としてGLEEZと出会っていたあの映像は恐らく同じ場所だ。確かcinematic filmは、メカニックな何かと交信してGLEEZが出てくるところで終わるので時系列的にはこっちが後なことがわかる。いやしかし、倒れているのは人間の方だけだったと記憶しているので、この文章たちとは多少違う設定であるかもしれない。まず少年たち=GLEEZかどうかも、正確にはわからないし。

まずここがどこなのか知る必要がある。少年たちは、何本もの巨大な木の幹の傍でお互いを見渡す。口を開けるとかすかな息遣いが感じられるほど寒気がするが、うずくまっている訳にはいかない。理由を知らないといけない。ここに僕たちがなぜいるのかを。まずはあの高い壁、限りなく見上げなくてはならない絶壁に向かって行ってみるしかない。

少年たち、つまり外から来た主人公の少年以外の少年も、状況がよくわかってないらしい。とにかく壁に向かうそうです。
タイトル曲のW.ALLでは、俺が壁になってお前を守る、というような取り上げ方をされてましたが、こっちの世界での壁は謎の物体だったんですね。でもなんというか、ドアの方はまだロマンがある設定だったのでスッと入ってきたけど、急に空に浮かぶ絶壁が出てくるのは無理あるかなあ、といったところ。MVに関連性があるか探してみたりしたが、メカニックしか居なかった。ぴえん。

以上がPRE:シリーズの紹介だったが、どうだろうか。思ってたんと違うという点も多かったように思う。しかし、間違いなく言えることは、めっちゃ懐かしいということだ。(は?)

この後、満を持して次のシリーズ、NOWも引用しようと考えていたが、なぜかそちらは紹介文が二倍ぐらい長くて辟易してしまったのでまたの機会にする。しかもストーリーがいきなりぶっ飛んでた。ドアと壁を飛び越えて現在のソウルに戻ってた。あれ?というのは…次回考えよう。読んでくれた人がいたらめっちゃありがとう。


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