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最難関:UNO

GHOST9の曲をめっちゃ聴いてきたので、だいたいどの曲を思い浮かべてもおおよその趣旨はインプットされているが、唯一マジで全然よくわかってない曲が実はある、actually。

UNOである。

ご存知の通り、UNOは3集に属する(?)イントロ含めて3番目の、ドンジュンボイスが魅力的な一曲。
発売当初はその若干不思議なサウンドに困惑し、頭の中がはてなマークで一杯になったものだ。しかしそれでも月日は流れ、最近はすっかり聴き慣れて愛着も多少持てるぐらいのポジションまで来ていた。
だってドンジュンボイスが素敵だし、俺の大好きなジヌ始まりだし、めっちゃ可愛いじゃないか。でも決定的に他と違う点が一つあった。

歌詞が全然わからない…!!

…なんと致命的な。
私は音より歌詞の方に意識が向くタイプなのでひたすらに致命的状況である。もはや知らないのと同然かもしれない。
でもひとつ言い訳させてほしいんだ!!

マジで、歌詞は多分難しい。
単語が非日常的…とかではなく、文脈が圧倒的に読みづらい。
ふつう、そんなに詳しく歌詞を把握していなくてもだいたいの要旨は掴めるものである。例えば我らがthink of dawnなら…

夜明けを考えてるのかなー?はぁ。ビヨンドザサン。夜明けに酔ってるのね。もうすぐ昇る太陽より暑いんだね。(違)なるほど、it's gonna be hot!!(違)

こんな思考停止状態の短絡的な判断でも言わんとしていることが分かってしまう。もちろん、ユートピア探して、月がめっちゃでかくなって…とか、全体の文脈を踏まえて考えたら意味わかんなくなる箇所もあるが、趣旨は十分に理解できる。

しかしUNOでは、一般的な曲なら適用されるだろうこの思考回路がまったくうまく行かない。前提としての、曲全体の趣旨が非常にわかりにくいためだ。その原因は大きく分けて二つあるだろう。

①曲名からの推測が極めて困難。
②歌詞同士の関連性を見つけづらい。

まあ同じような点ではあるが。
まず①について。曲名のUNO…というのは一体なんのことなのか。素直に考えるとUNOは、学校行事中の自由時間に毎回やるけどルールが場合によって微妙に違ってよく分からなくなり全員面倒になって結局一番厳しいルールに合わせて再開したところで風呂の時間が回ってきてしまう、あれですね。

…え?
本当にそれなのか…?
そんなこと言ってたっけ…?

よし、さすがにここからは歌詞を確認していくぜ。

지겨운 건 다 Cut it off
볼륨은 더 Turn it up
느껴볼래 Free heart
약간 다르게 풀어가 느낌 We are
딱 보면 나잖아 기깔
123456 뭐든 다 골라봐

【単語:지겹다◇退屈だ/볼륨◇ボリューム/ 기깔 나다◇なんかプラスの意味の俗語/고르다◇選ぶ】

………。
なんだ、この微妙な分からなさは。なんか盛り上がってフリーハートで、イケてて、でも一応最後に数字と「選ぶ」でカードゲームっぽい。
つぎ。

아직이란 말 (말) no no
좀 멀었다는 말 (말)

난 버럭 we show that brrr brrr
우린 바라보지 world wide
떨어볼래 건방
Set it set it set it on fire

【単語:아직 멀다◇まだまだだ/ 버럭◇怒りの擬音/건방◇生意気】

ふむ。ここはUNO要素なし。
先ほどに引き続き、普通にイケてる感じで反抗心もありつつ、めっちゃ調子に乗ってますね。
さて次からは曲が発展していくゾーンですが、どうなんでしょうか。

처음 보는 맛
레시피는 비밀스럽게
우리가 전부 모인 순간 소란스러워
The time is just right now

【単語:소란스럽다◇騒がしい】

この部分、素敵なドンジュンボイスで素敵ですが、えっ。
ちょっと待ってくれ。新要素、味&レシピ…急にどうした。いや逆にどうすればいい?right nowって言われても私はどうすればいい?
歌詞は芸術ですから理解する必要は全くありませんし、別にそう言われたらそこまでです。でも、でもさ。解釈の余地くらい与えてはくれませんか?
この困惑を、共有してくれる人が世界に一人でもいるなら、私は大変勇気づけられます。

先ほど①で挙げた、曲名からの内容判断が不可能に近い、ということはここまでで十分おわかり頂けたのではないでしょうか。想像力の敗北。
さて次からサビに入るにあたっては、②歌詞同士の関連性を見付けづらい、という点にフォーカスしていきます。これも味レシピが出てきた時点で察すべきなんですけどね。

그럭저럭 같은 거 말고 삐까뻔쩍
빠른 심장 소리만큼
Yeah we just rock on

달려가 볼래 지금 발자국 울려 리듬
우린 황혼에서 새벽까지

【単語:めんどくさいから省略】

サビの構造が若干変わってますね。これは多分前半部分で、この後またサビみたいな音が来るけど、曲の構造に関する知識がないのでよくわかんないですぴえん。
なんか単語も特徴的なのはないので軽く説明すると、そのへんのとは違ってイケてて、超速でロックオンからの俊足からの黄昏→夜明け。といったところでしょう。今までの歌詞との関連…というと、うーん。イケイケ感は共通してるけど。イケイケしてるだけで情景がまったく浮かばず、ひたすらに想像力の敗北という感じ。

먼지 쌓인 구름 위
바람마저 gloomy
혼란한 저 어둠이 활개 치는 이 밤
애꿎은 마른 사막 위
헛 헤엄치는 닻

【単語:먼지◇塵/쌓이다◇積もる/활개 치다◇広がる/닻◇碇】

サビ後半。ようやく情景描写が出てきた!!!韻まで踏んでる!!
でも突然出てこられても何が何だかわからんのが本音。雲・風・闇の中二病三拍子(?)に、関係ない乾いた砂漠の上で碇⚓がスカッとなってなかなか刺さらない。
なんかすごい風景は想像できたけど、そこまで。②の歌詞同士の関連性は例に挙げたthink of dawnの場合、ちょこちょこ太陽とか、繋がりが認識できる単語が入ってたりするから理解の助けになるし、あと何が良いって、サビが!!わかりやすい!!!これに尽きる。サビだけで何言いたいかわかるからねあれ。
でもUNO、すべてがイレギュラー。
サビだけで判断などもってのほか、混乱混乱。

このように、曲の全景がいかに掴みづらいことか。
言葉が難しいわけではないけど、趣旨はマジで何をどうしてもわからん。
以上が、私がUNOを未だによくわかってない理由である。

たまに歌詞を紙に書きだしたりしてしまう人間だが、、、UNOは本当に一文字も書けなかったんですよね。でもそれはそれで、正常な反応なのかもしれない、とでも結論づけておこう。

最後に、触れていなかった部分も参照してみる。サビ後のパートで、曲全体の最後でもある。

주사위 굴려
더 크게 더 굴려
We roll up
잘 놀았니
지금부터 하나둘씩 숨어

【単語:주사위◇サイコロ/굴리다◇転がす】

まさかのここにきてUNO要素!?!?
とはいってもサイコロか…。ゲーム感はあるけど。てか、잘 놀았니とかさ。なんなのもう。しかもこんだけ色々言っといて今から何するの?

ちなみにスラングでUNOはじゃあ、またね、という意味があるらしい…。これも歌詞の内容にかすりもしてなくて、本当に救いようがないです。
私はこの曲を今後どんな気持ちで聴けばいいんでしょうか。芸術とは、いったい何なのでしょうか。


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