大漁旗の文化と技術の再興 新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 3】
前回までのおさらい
確か前々回の投稿でメンバーを三陸で募って三陸の伝統産業を再建を考えるとお話をしたかと思いますが、この投稿から見ていただいた方にもわかるように少し前回までのおさらいで経緯を記載します。
三陸気仙沼という場所で副業を目指したデザイナー育成をやっているんですね。それはもちろん受講者よりお金をもらって。
その卒業生を中心に取り組んでいくことになったのが伝統産業の再建というか。
デザイン×伝統産業だったんですね。
言い出しっぺは私ですがw
もう6年くらいこっちで活動をしている中で伝統産業などで担い手がいない。という問題が結構あることが見えてきて、地元のみなさんは伝統産業のものを使ってご自分の文化と伝えるのは好きだけど、担い手がいないこととかはあまり知らなくて。そんなことが見えてきて、実情を自分なりに知りたく色々な伝統産業の職人さんと会話した感じです(少し前の投稿)。職人気質な方ですし、みなさんご年齢もやはりかなり高齢で。これって時代にあまりついていけてないのもしょうがないですよね。ただもったいないというか。
それでデザインの力を使って、伝統産業の魅力を発信したり、職業さんの作品をつくる思いなどを伝えたり、時には現代社会にあった商品にデザインしたり。そんな活動をと。
私たちの動く費用というか開発費用はクラファン(今回はキャンプファイヤーさん)で自分たちで集めて、自分達で仕事を成立させて。といった感じで。そんな動きを今年から始めているんです。でまずは気仙沼、いや宮城県でたったひとりになった大漁旗職人さんから開始した。というのが私、いや私達の今となります。
メンバー名はSANRIKU 和づくり WAZUKURI
メンバーのチーム名が決まりました。和のモノを創り出すではなく、和のモノを売るでもなく、伝統産業のそこにある想いと文化を受け継ぎ、和という文化の新しい価値を見出していくメンバーという思いで命名しました。
まだメンバー全員がOKとはいってないのですが
私は気に入ったので決まり!にしちゃいますw
大丈夫かなw
ロゴはこれからですね。
写真はあくまでイメージというか…として見てくれると嬉しいです。
クラウドファンディングの設計図作り開始
クラウドファンディングでの中身の設計は
大切。
私自身クラウドファンディングをするのは初めてのことで、色々考えているのですが、今回は
商品を先行予約で売るのではなく、その前の開発費を支援していただくこと。つまりどんなものになるか見えないという支援。
なかなかハードルが高いので色々勉強をしているような感じです。
あと設計で心がけているというか、注意しなくちゃいけないのはクラウドファンディングの返礼品。ここはクラウドファンディングの成功に大切な要素になり得る。でも職人さんばかりが大変になる返礼品にならないように。でも大漁旗の価値と今回のデザイン開発の魅力も伝えないといけない。ここが本当に今回のキーポイントになるのかな?と初めてのクラウドファンディング挑戦となりながら思っております。
和づくりのメンバーにはグラフィックデザインをしていただける方はたくさんいていただけるので、そこは全然心配はしていないのです、クラウドファンディングの設計や新製品の設計は私が担当していくので、なかなか緊張しながら日々の、設計を模索している感じです。
テストデザインの見学に遅れの兆候
そんな中
テストデザインをお渡しした菊田さん(大漁旗職人)より一報がはいりました。
寒さで体がうまく動かずで準備が遅れているとのこと。
『大漁旗つくりは寒さとも戦う作業なのか』
と実感しながら、だからこそ早く見学したいと思うところもあるが、菊田さんに無理をさせて進めても菊田さんの為にはならない。ましてもうご高齢。即無理のない日程を確認。
まずは無理なく進める方向にしました。
菊田さん(大漁旗職人)もこのプランに本当に真剣に受け止めてくれていて。ご自分の担い手を残すため。まずは新しい商品を開発して弟子の仕事をつくる。と。
数週間の遅れよりも、この思いに応えるために全力で望むことの真意は確かなものを作っていくことにあると思うので。
事前告知も開始
私の所属する【経営者パーティー】に参加
色々宣伝を今のうちにしておこうと思ってですね。
本当に失敗はできないので。
私も初めてのクラウドファンディング。
少しでも協力者や理解者を増やす。
できることは少しでも。
経営者の方々のご意見を確認しながらお会いした1人1人にご挨拶。クラウドファンディングの開始日時がきまったら再度協力のお願いをさせていただくためのジャブ打ちですね。
このブログを読んでいただいているみなさんもクラウドファンディング開始しましたら
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