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『凛』というクールビューティー①


【プロローグ】

クールビューティー、そんな表現がぴったりな方…
近寄り難い雰囲気さえある。

名前は、涼風凛、宝塚の芸名みたい。
凛て、凛としたとか、清潔感があって清らかなオーラがあるイメージである。むしろ、凛々しいとなれば、厳しいくらいの冷たさも感じてしまう。

Xのパネル写真も、美人なんだけど整い過ぎていて、ちょっと冷たくも見える。近寄り難いほどの美しさ、という感じを受けた。

しかし、Xでのやりとりから、彼女の人間性を知るとそうでないことが分かってくる。じゃあ何故、そうきっと、美人が故に防衛本能がそうさせいるのかも知れない。

その美しさは、普通、日本で好まれる柔らかな可愛らしさの美人とは違っていた。

特徴的な大きな瞳は見る人の視線を釘付けにする。小顔の中で大きな瞳と美しい鼻がバランスよく配置されるが、唇と口は小さく顎先が尖っている。もし、顎がしっかりしていてエラが張っていたら、アメリカやハリウッドでウケる典型的な美人になるだろう。最も分かり易いのは、グレースケリー。

こんな美人とたまたまXで知り合っていたら、彼女が新潟の友達に誘われてやってくるという。ご主人が出張の間の3日間に来るということで、なんと私と1日デートしてくれるというのだ。まぁ、何事にも手抜きのできない私が、一所懸命凛さんにアプローチしていた努力が報われることになったのだった。

果たして本物の凛さんはどのようなビジュアルのまたスタイルの女性なのかな、私の期待は大きく膨らんでいた。またもしかしたらと言う、浅ましい下心が、また股間を膨らませていた。

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