年越し蕎麦

12/30
毎年12月30日は、年越し蕎麦を祖父を筆頭に作る。
地域柄そこまで寒くなく雪がパラパラ降れば老若男女テンションが上がってSNSにあげたり、知人に写真を送ったりする位わくわくになるのだ。

そんな場所でその日も太陽が照って温かかく、朝の10時頃から蕎麦を打ち始めた。うちの家は10割蕎麦と言って小麦等を一切配合せずにそば粉だけで作る田舎そば。それを盲目の祖父が手の感覚と経験だけで8人の親族と協力して作っている。
祖父と弟、従兄弟は蕎麦を捏ね、父と叔父は伸ばし、私が切り、母と祖母が茹でて出汁の効いたタレを作る。今年は随分と手際良く出来、余りのそば粉で『茶そば』も作った。

お昼の2時頃、年越し蕎麦を4キロ作りきる事が出来た。それに加え「お餅」や茶そばで作った「瓦そば」、蕎麦を作るのに余った山芋で「お好み焼き」も。
瓦そばとお好み焼きをお昼ご飯として鉄板焼きで食べ、食後に挽いたコーヒーと私の作ったマカロン、カヌレを食べた。

私がこの時期に、この輪の中に居られるのも今年で最後になってしまう。4月にはフランスに行き、その後は中心都市の方で仕事をするつもりだからだ。こうやって、家族で笑って同じ事を協力して行う事、もっと早くもう少し大事にしておけば良かった。



そういう後悔も含め年末の最後は幸せな時間を過ごす事が出来ました。今年11月から読んでくれた皆様、忙しくまだ拙い文章でしたが反応やコメントを下さり誠に有難う御座いました🙇‍♀️

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