知らなかった袴田事件の色々なこと
再審裁判で無罪となった袴田事件。検察が控訴するかどうか、10月10日の期限が迫っている。
この事件、メディアが報じている以外に色々な情報があるのを見つけた。
YAHOOの知恵袋などの情報なので、どこまで信憑性があるのかは未知数であるが、妄想を書いているとも思えない。
皆さんはご存知だったでしょうか?
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>袴田事件の真犯人と噂される被害者の長女と長女と男女関係にあったヤクザについて、事件当初は警察はどの程度調べたのでしょうか。
外部には公表されていないでしょう。また、今後も、公表される可能性は低いと思います。
>この点について警察はどのように説明したいますか。
当初、長女は容疑者にリストアップされたはずです。 しかし、長女は、「事件が起きた前の日の晩に帰宅したが、父親は家の中に入れてくれなかった。そこで、隣の祖父母の家に行って事情を話して祖父母の家に泊めてもらった。事件のことはまったく知らないし、私はこの事件と何の関係もありません。」という趣旨の話を警察に説明したようです。 警察は、長女の話の裏付けを取って「長女には確実なアリバイがある」として、早いうちに容疑者のリストから外したようです。 しかし、「単独犯ではなく、共犯者がいて、父親が入口のドアを開けて長女を家に入れていて、そのとき同時に共犯者が家に押し入って犯行に及んだ、あるいは、長女が家に入ったのち、1~2時間待って共犯者を長女が家に招き入れ、共犯者が寝ていた家族4人を殺害した。さらに、(アリバイ工作をするために)、長女は隣の祖父母の家に行って泊めてもらい、共犯者は、証拠隠滅のため、道を挟んで反対側に建っている味噌工場から「大量の油」を運んできて、家の中にその油を撒いて、数時間待ったのち、夜明け前に、油に火をつけて火事を起こしたうえで、現場から逃亡していた」としたら… もし、このような状況だったとすれば、長女のアリバイは崩れてしまうでしょう。 また、「袴田さんが釈放された翌日に長女が死んでいる」のが発見されたことも、話の辻褄が合います。 個人的には、「事件の真相を知る長女の口から何らかの情報が漏れる」のを恐れた主犯格の男が、自殺または病死に偽装して、長女を殺害したのではないか? と疑ってます。
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この事件には奇妙な点がいくつかあります。
まずこの被害者一家に関してですが、殺された専務と近所に住む専務の実父とは折り合いが悪く、実父が息子との間のトラブルで専務の車の窓ガラスを割るといった事が前に起きたそうです。
また事件後にマスコミから質問を受けた実父は「息子は殺されてもおかしくなかった」と語ったそうです。
あとこの専務は女遊びが激しかったそうで、殺された数日前にも女遊びの時に使う常宿を利用した形跡も残っています。
この実父によると自分も含め人から恨まれることが多かったそうです。
しかし袴田氏とはトラブルはなくむしろ袴田氏はこの専務に全幅の信頼を寄せていたそうです。
というのも袴田氏は親戚からこっちの仕事に早く就いたらどうだ?と親戚の仕事の誘いを断り、今の仕事に満足していて変えるつもりはないと語ったそうです。
また袴田氏が通っていた飲み屋で袴田氏は仲間に日頃から世話になる専務について感謝を述べていたと証言しています。
これを整理すると、実父によれば専務は人から恨まれやすい性格らしい。
しかし別の証言では従業員からは慕われていて従業員への給料も良かったらしい。
実父の言う人から恨まれやすいというのは外部の者を含めたものなのか?
身内だけに限ってという意味なのか?
は知らないが、これが事実なら浮気で女房から厭わまれ、娘の男関係が原因で娘とは勘当状態だったことなど、けっして一家の関係は良くなかったみたいです。
ただ疑問なのが殺された専務と実父が仲悪かったのは、息子家族の家庭内の元凶が専務の息子にあると思い悩んだ末にとった行動が実父と専務のトラブルに繋がったのか、それとも家庭内の問題に関係なくもともと二人は仲悪かったのか。
どういう意味で「殺されてもおかしくなかった」と語ったのか今となってはわかりません。
あともうひとつ不可解な点があります。
それは殺された遺体の損壊に関してですが、殺された一家の家族構成は
①父親(専務)
②母親
③長女(勘当され別居)
④次女
⑤長男
の五人家族で、うち殺されたのは①②④⑤の四人でした。
ところが刃物で刺された遺体の損壊がもっとも激しいのは
②の母親と④の次女だったのです。
母親は体以外に顔面も刺されていて、次女にいたっては顔面をメッタ刺しにされ、しかも遺体を二度焼きされていました。
①の父親と⑤の長男は男なのに、この二人より女の母親と次女の方が痛ましい殺され方をされたのは一体何を意味しているのか?
一般的に顔面を刺されるケースは多くの場合は恨みが理由と言われています。だからこれは相当激しい怨恨が殺害理由だと思いますね。 では一体誰が殺したのか? もし部外者が殺した場合は一般的に考えて抵抗されるであろう男の方により多くの傷跡が残るはずです。
しかしこの殺人事件の場合は抵抗されるはずの男ではなく女の方が刺し傷の数が多いことから、犯人は殺す際に抵抗されない環境だったのではないかと思います。
どういうことかと言うと、犯人の真のターゲットは最初から母親と次女だった可能性が高い。
もし犯人が長女であるなら、これら殺害状況の理由がピッタリします。
もし複数犯なら恐らく父親と長男(及び母親)を刺したのは長女の協力者で、次女は長女が自ら殺した可能性が高いかと。
母親の顔面が刺されているのは既に協力者によって殺されているところに、次女を殺し終えた長女がトドメを討つ意味でもう息絶えた母親の顔面をブッ刺したのかもしれません。
或いはこれらは単独犯でも可能です。
なんせ勘当されたとは言え長女が例えば「お父さんとお母さんに謝りたいの」と言って両親の寝室に入って来ても両親は何ら抵抗なくても不思議はありません。
そしておもむろに懐から出した刃物でブスッと刺すことくらい19歳の女性なら可能でしょう。
とにかく特に次女の場合は殺人というより処刑に近い状況に意味があると思います。
次女は数日後に武道館で行われるビートルズのコンサートに行く予定でその時に着ていく綺麗な服と靴を両親に買ってもらったそうです。
それを次女は自分の部屋の壁に掛けて心待ちにしていたそうですよ。
この次女と長男の家庭教師をしていた男性が長女と家族の関係について聴かれたとき、長女は家族からのけ者にされている印象だったと答えています。この事件の本質はこの辺りにあると思います。