サービスとホスピタリティ
サービスの語源は、servus=奴隷である。
サービスという言葉は歴史的に『神に仕える』『国に仕える』『無料で人に仕える』
など時代や環境で変化してきたが、
その内容は長い間、
主人に対して従者が一方的に仕えるといった意味合いが強いものであった。
しかし、近代に入り『有料で人に仕える』から、
現在では、サービス=商品、サービス=(購買者に提供する)業務・仕事、
つまりお客様にとってサービスは対価の対象として当然受け取るものとして
扱われるようになってきた。
一方、ホスピタリティの語源はhospes=異国の人、見知らぬ人、
客、あるじなどの意味がある。
これは主人に対し従者が一方的に仕えるなどというものではなく、
自らが人のために役に立つ(喜ばれる)ことをするということで、対価の対象ではない。
つまりスタッフが行うあらゆる業務や仕事はサービスと呼ばれ、
これはすべて対価の対象である。
お客さまは高額であればより良質のサービスを要求するし、
低額であればそれ相当のサービスで満足する。
ただし、サービス業界はサービスを提供するだけでは
激しい市場競争に勝てなくなってきている。
このサービスつまり対価の対象である商品にプラスして、
ホスピタリティが付加されていないと、他社との差別化をしてもらえないのである。
ホスピタリティは商品に含まれていないので、こちら側が商品(提供するサービス)
にプラスさせなくてはならないのである。
これを行うのはスタッフ一人一人であり、
そのリーダーが支配人なのである。
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