JALとANA それと、、
出張で東京に行くときは、JALに乗ることにしている。
別にJALが好きなわけではなく、
むしろANAの方が
感じがいいし、
アテンダントの方々も若くて綺麗な方が
多いのでANAにしたいところであるが、
いくつか諸事情があってJALにしているのだ。
諸事情とは…
◇ANAの場合、羽田でゲートが無くて
未だにバスでの移動というケースが多い。
これは、どこかの離島から東京に来たみたいで、屈辱感を感じる。
◇ANAの場合、やたらと遅れることが多く、予定が狂う。
まあ、上記の問題は、マイナーな熊本→羽田路線ゆえの問題でもあるのだが、
マイナーゆえに、
その力関係は明確なのである。
先日こんなことがあった。
熊本空港に20時30分着のANAが、羽田上空落雷の影響で
出発が1時間弱の遅れとなった。
この便に子どもたちが乗ってくるので、熊本空港まで迎えに行ったのである。
驚いたことに21時10分着のJALの方が
なんとANAよりも先に、
ほとんど遅れを出さずに到着したのだ。
こういうケースを何度も経験すると、
いくら嫌いなJALでも
『まあ、仕方ないか…』ということになる。
先日の出張の帰り、
これも勿論JALの話し。
その便は、いつもに増して年増のアテンダントばかり…
50代中心!
たまにいた30代が輝いて見えた!
熊本→羽田は
シニアアテンダントの憩いの場か!?
シニアでも、品があって、感じが良ければ
経験に裏打ちされたものとなって伝わり、
安心感にもつながるのだろうが、
その便のアテンダントに対しては
憎しみさえも覚えた!
私が機内に入ったときは9割ほどの乗客が既に座っていた。
私の座席は最後方であった。
通路を半分ほど進んだところで
荷物がうまく収まらずに格闘している男性がいて
通路が遮断されていた為、
待っていた。
しかし、いくら待ってもラチがあかないのだ。
すると年増アテンダント登場!
『お客様、先にお通り下さい!』
と、フォローするかと思いきや、
その男性と一緒に
格闘し始めたのだ!
これには完璧ムカついた笹川は
年増アテンダントの目をにらめつけ
『あのさ、先に通すべきなんじゃないの!!』と、吐き捨てた!
なんと、その年増アテンダントは
謝りもせず、
反対ににらみ返された。
こんなことがあっていいのだろうか…
***
JALのパイロットは、なんであんなに着陸が下手なんだろう?
これは、JALの誰々…という問題では無くて、
JAL全体の問題である。
離陸と着陸は、
パイロットの技の見せどころである。
滑走路に車輪が触れる瞬間の
あのショックをいかにうまくコントロール出来るか…
上手い人は神業を見せてくれる。
これは大抵ANAである。
JALはどうか…
ドンドンと、バウンドするなんて当たり前!
先日は、その瞬間うとうとしていたら、
ドカン!という衝撃に
滑走路に機体が突き刺さったのかと思ったほど!
機内には『ウオゥ!!』というどよめきが…
多分これは、こだわりやホスピタリティの問題なんだと思う。
無事に着陸すれば、それでいいってものでは無い!
スーって着陸して
逆噴射もうまくコントロールするのと、
ドカンと着陸して、前の座席に頭を打ちつけそうになるくらいの逆噴射と、
どっちがいいか位、
真面目に考えてもらいたい!!
ミシュランの審査をするみたいに
覆面調査をやって
発表でもすべきだと思うのは、私だけだろうか?
年増アテンダントの続き…
前の席のドリンクサービスを何気なく見ていたら、
アテンダントがさっきのオンナだった!
私の番が来た!
『いらっしゃいませ!お飲み物は、何がよろしくですか?』
って、感情が微塵もこもっていない質問を受けた!
何が『いらっしゃいませ!』だ。
とっくに空を飛んで、どれだけ経ってる!?
って思った。
だいたい、この期に及んで、なんでいらっしゃいませ!なんだ?
腹が立った!
人間、腹が立つと
全てに腹が立ってくるものだ!
些細なことが、
こういう心理状態を産む…
実体験をさせてもらった!
***
8月11日(月)日帰りで東京に出張した。
外部から依頼のあった研修講師の仕事である。
前の週にも同じ仕事で出掛けたが、その際は
打ち合わせや、仕事の後友人と会ったりした為
東京に2泊した。
前回は時間的にも余裕があったが、今回は日帰りで
割合過密スケジュールである。
とは言え11時20分に羽田に着いて、研修スタートの14時
まで若干時間があるので、人形町でタンメンを食べよう!
と、早い段階で決めていた。
なぜ人形町? なぜタンメン? と思うかも知れないが、
研修会場が日本橋三越前であり、人形町が近い。
人形町などあまり行ったことが無いのであるが、
15年くらい前に広島のホテルをオープンさせるときに
人形町の漆器屋さんに買い付けに行き、お昼をご馳走に
なったことがある。
何の変哲も無い中華料理屋さんだったが、
働いている人は全て中国人で、そして頼んだ海老湯麺は
感動的なほど美味しかった!
その店の名前も場所も覚えていないのだが、
きっとあの辺は、美味しい中華があるんだろう…と、
勝手に自分の中で決めたわけである。
今回も海老湯麺でもいいのであるが、九州では美味しい
素菜湯麺を食べることが難しいので、シンプルな湯麺を
久しぶりに食したい!!と思ったわけである。
地下鉄の人形町駅から地上に出て、それらしき店を
物色して歩く…
ここで焦っては元も子もない…
なるべく希望に叶いそうな店を探す。
おぉ、あった!
中華料理屋があった!
メニューを見ると、中々アイテムも多く美味しそうである。
『ここにき~めた!』
中に入る。
いらさりませ!
変なアクセントの日本語だ!
皆さん中国の人のようだ!
『ヨッシャ!』期待は膨らむ…
ずっと前から決めていた湯麺と、そして半炒飯も
一緒にオーダーした。
出来てきたよん。。。
ドキドキ、ワクワク
最初に湯麺のスープを一口試す。
湯麺というのは、非常にシンプルな料理であり、
最初にスープを一口飲めば 良し悪しが判明する。
中華料理の中でも、スープの塩の塩梅というのは、
一番難しいらしい。
「あ、あれ!?」おかしい・・・
あんまり味もしないし、コクも無い。
もう一口飲んでみる。
やっぱり、味しないし・・・
つまり、この湯麺は美味しくない湯麺だったのだ!!
ガ~~~~ン
あんなに楽しみにしていたのに…
では、炒飯は、、、、
こちらも、いけません。
卵も均等に混ざっていないし…
こっちは反対に塩が強すぎ!
もう1回、お店に入るシーンから 別な店でやり直したい!!
心境であったが、そんな時間も無いので
「味無し湯麺」と 「味有り過ぎ炒飯」を 涙しながら
食べたのであった。ククク。。。。
こんなリスクもあったので、実は最初から近くのロイヤル
パークの中華に行こうか…
とも考えていたのだ。
そうすべきであった。
次回、リベンジしないと気が済まない…
未だに頭の中は、美味しい湯麺でイッパイである。
本題に入る前に随分引っ張ってしまった(反省)。
本題はJALなのである。
湯麺では無い。
11日の帰りは、羽田発19:05 JAL1815便であった。
研修は17時で終わる予定だったので、そのまま羽田に
向えば余裕のはずだった。
しかし、研修が押してしまい 最後のまとめのシーンが
17時15分から始まる展開となった。
講師は、関東学院大学の斉藤教授と、
元ホテル西洋銀座GMの重田さんと、私の3名で
一人ずつコメントを述べる形だったので、
私が一番最初に言わせていただき、そのまま会場を
後にした。
その段階で17時40分くらい…
本来、そのような中途半端な形は取りたく無かったので
あるが、私の後に続くコメントがどの程度のボリュームで
どの程度の時間が掛かるか…
を、推察すると 切れがいいところで出た方が安全だよ!
と、私の中の誰かが私に教えてくれたのだ。
羽田に着いたのは18時35分くらいで丁度いい時間であった。
研修をコーディネートした担当の女性に
「無事、羽田に着きました!」とメールすると
な、なんと 日本橋の会場はまだ研修が続いていた!
やはり予想通りであった(笑)。
ほどなくして機内への案内が始まった。
熊本行きのJAL1815便は満席であった。
席は「84F」 K田先生のはからいで「クラスJ」であった。
しかし、満席で窓際も取れず、
通路側さえも取れず、真ん中の4列の右から2つ目の席で
あった。
まあ、シートが大きいのでゆったり出来た。
アテンダントは、相変わらずシニア中心!
でも今日のチーフパーサーは割合美形である。
若い頃は さぞもてたことだろう…と勝手な推察をする。
何を推察しようが自由である。
おもむろに、読書灯を点灯して山崎豊子の「沈まぬ太陽」を
読み始める。
一度読んだ本ではあるが、こうやって読み返してみると
味わい深いものがある。
JALの機内で読むというシチュエーションもこたえられない(笑)。
ふと、激しい1日の疲れが出て眠気が・・・
目を閉じて、少し眠ってしまった。
気が付くと、飛行機は既に空の上で、ドリンクサービスが
始まったところであった。
私は寝ぼけ状態のぼんやりしながら前のシートの背にある
モニターを見るとは無しに見つめていた。
そこへアテンドがひと言!
『笹川様、お飲み物は何がよろしいでしょうか?』
私は、一瞬固まった!
ここは歯医者でも無ければ、美容院でも無い。
飛行機の中で名前を呼ばれたのは初めてである。
少々動揺してしまったが、意外な展開に嬉しくもあった。
「コンソメをお願いします。」
なんて、妙に丁寧にお願いしている自分がいた。
他の人にもそうしているのか…
神経を研ぎ澄まして観察した。
そんなことは無かった。
今度は左側から声が掛かった。
チーフパーサーである。
「笹川様、お飲み物は?」
「もう、いただきました。」
「お替りは、いかがですか?」
「いえ、結構です。ありがとう…」
イッタイどうなっているんだ?
小説の世界に入ったような心境であった。
パラレルワールドか!?
そして、分かった!! 多分、こうだ!
私の席はクラスJで、なおかつ株主優待で手配した
チケットなのである。
きっとマニュアルに「株主優待で手配したゲストには
指名で呼ぶ」というのがあるのではないか…
う~ん、きっとそうに違いない!
ホテルでもJTBのゲストにだけ色の違う食事券を
出して、JTBのゲストにだけおべっかを使うことを
推奨しているところがある。
天下のJTBの評価がコワイからである。
あれと一緒か!
と、思ったら 急につまらなくなった。
おしまい
※ 上記内容は2008年8月3日~5日、そして8月11日に東京へ行った際に感じたことを断続的に入力してまとめたものです。