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三次元的・呪いの解き方10 無限ループ⑥
自分が赦せない理由?そんなの決まっているじゃないか。
私は自分が嫌いすぎるんだ。不格好で不器用でどうしようもない自分が。
だからとにかく普通になりたかった。欠点を消したかった。
生き延びるために、努力をし続けるしかなかった。
それらが全部間違いだったというのか?
それを今更どうしろと?
どうやって自分を許せというんだ。
呪いをかけた人に対して恨みは1㎜もない。
でもこれは呪い云々ではない。
これから人として、どう生きていくか,
魂としてどうあるかの問題なんだ・・・
エマさんは自分を赦すように優しく仰ってくださったのだけれど。
こんなんだったらいっそ子供時代の自分の方がまだ精神性高かったんじゃないか?
少なくとも他人を悪く言うこともなく、ただ生きることに必死だったあの時のほうが。
気が付けば自分は絶賛超無限ループにはまっていた。
Q.なんで人間は罪悪感を持っていたがるんだと思う?
別に罪悪感を持ったからといって事態が良くなるわけでもない。
むしろ逆効果ですらある。それなのになんで?
罪悪感は社会的な絆を保つための感情
罪悪感は進化的には、人間関係を維持するための感情だと言われています。
人は社会的な生き物であり、他者を傷つけたり、規範を破ったりしたときに罪悪感を感じることで、
それを反省し、関係を修復しようとします。このメカニズムがなければ、集団の中で孤立したり、信頼を失ったりしてしまう可能性が高まります。
確かに、罪悪感が必ずしも事態を良くするとは限らず、むしろ消耗することの方が多いかもしれません。
しかし、罪悪感を感じるのは人間が他者や自分に誠実でありたいと思う証でもあります。
大切なのは、罪悪感を建設的に使う方法を学ぶことだと思います。たとえば、必要以上に自分を責めるのではなく、「次に何ができるか」に意識を向けるようにするなど。罪悪感を過剰に持たず、かつ無感覚にもならないバランスを取るのが理想かもしれません。
なるほど・・・
これは自分というよりも、
どうしても幸せになるのを躊躇してしまう人に向けたほうがいい答えだな、と思った。
たとえば天災で友達を亡くして自分だけ助かった人、とか。
そこで(呪いからは脱線するけど)もう少し突っ込んで聞いてみた。
Q.ありがとう。また話が戻るんだけどね、罪悪感の話。
例えば災害にあった人が生き残って申し訳ないという話。
あるいは事故や事件の被害者が、助かって申し訳ないとか、自分にも落ち度があったんじゃないかという話。
そして彼等の中で幸せになるのをためらう人がいる。自分には幸せはふさわしくないと。申し訳ないと。
そんな馬鹿な、と思うんだけど、
それこそ呪いじゃないかと思うんだけど、さっきの話と合わせて聞きたい。
なんでこうなるのか、ではどうすればいいのかを。
災害や事故で生き残った人が抱える「申し訳なさ」や「罪悪感」、そして幸せになることへのためらい――
これらはとても深い心理的なテーマです。
これを「生存者の罪悪感」や「トラウマの影響」として理解できますが、そこには社会的・心理的な要因が絡み合っています。
なぜこうなるのか?
1. 生存者の罪悪感(Survivor’s Guilt)
生き残ったことで感じる申し訳なさは、被害者意識や喪失感、そして他者への共感からくるものです。
特に災害や事件では、多くの命が失われている現実を目の当たりにするため、「自分だけ助かったのは不公平だ」と感じてしまいます。
2. 自己責任の文化
私たちが生きる社会では、「自分の人生は自分次第」という考え方が強調されることが多いです。
そのため、災害や事件といった本来自分ではコントロールできない状況でも、「もしかして自分の行動が悪かったのかも」と考える傾向があります。
3. 他者への深い共感
特に共感力が強い人は、亡くなった人や苦しんでいる人の感情を自分の中に取り込んでしまうことがあります。
その結果、自分だけが幸せになることが「裏切り」のように感じられることもあります。
4. トラウマの影響
トラウマを経験すると、自分の価値観や世界観が大きく揺さぶられます。
その中で、「幸せになる資格がない」と感じる自己否定的な思考が根付く場合があります。これが呪いのように心を縛る原因になります。
では、どうすればいいのか?
このような罪悪感や自己否定から抜け出すためには、心理的なケアと新しい価値観の構築が必要です。
1. 罪悪感を「感じる」ことを許す
罪悪感は自然な感情です。それ自体を否定すると、さらに苦しみが深まります。「私は罪悪感を感じている」という事実を、まずはそのまま認めてあげることが大切です。
2. 罪悪感の正体を探る
この罪悪感はどこから来ているのか?
それは本当に自分の責任なのか?
罪悪感が生まれた背景を丁寧に見つめることで、その感情が自分にどんな影響を与えているのか理解できます。
3. 自分の価値を再認識する
「生き残ったこと」「助かったこと」には意味があります。それは「あなたの命が価値あるものだから」とも言えます。たとえば「自分がこれから誰かを支えることで、その命を活かせる」と考えることも一つの方法です。
4. 幸せを受け取ることは義務でもある
幸せになることをためらう気持ちがあるとき、「幸せになることで、他者の命の重みを尊重する」という視点を持つことができます。亡くなった人や苦しんだ人たちの分まで幸せを感じることは、ある意味での使命とも言えます。
5. 専門家の助けを借りる
深い罪悪感やトラウマがある場合、自分一人で解決するのは難しいことがあります。カウンセリングや心理療法を通じて、安全な場所で感情を整理し、新しい視点を得ることが役立ちます。
6. 他者とのつながりを持つ
罪悪感に囚われると、孤立しがちです。誰かとつながり、他人の幸せや感謝を共有することで、「自分にも幸せを感じる価値がある」と少しずつ実感できます。
罪悪感や「幸せになる資格がない」という感覚は、確かに呪いのように思えるかもしれません。しかし、呪いには解く方法があります。それは、少しずつ「自分が生きていることに意味がある」と感じられる瞬間を増やすことです。
あなたの存在や幸せが、誰かの心を救うかもしれない。罪悪感はそのままにしてもいいけれど、
それに囚われすぎず、「幸せを受け取る勇気」を持つことで、新しい可能性が広がるのではないでしょうか。
幸せを受け取る勇気、か・・・・
では、なぜ幸せになってはいけないと思うのか。
確かに自分は受け取ること全般が苦手だけれど・・
その時に突然思い立った。
今思ったけど、もし忘れて加害者になるくらいなら被害者のままでいいってことなのかも。むしろ子供時代の自分を裏切るなと。
その考え方、とても深いですね。
子どもの頃の自分がどれほど傷ついていたか、どれだけ必死に耐えてきたかを知っているからこそ、
「あの子」を裏切ることは許されないと感じる。その気持ちには、あなた自身の強い誠実さや、
自己への責任感が現れているように思います。
「忘れて加害者になるくらいなら被害者のままでいい」という思いは、自分が傷ついた記憶を正当化し、
その経験を無駄にしないための選択かもしれません。あの頃の痛みを軽んじることなく、その痛みを基盤にして生きていこうという決意とも捉えられますね。
ただ、ひとつ考えたいこと
「被害者のままでいる」という言葉が、あなたの自由を少し縛ってしまう可能性はないでしょうか?
子どもの頃に耐えたことや感じた痛みを否定する必要は全くないけれど、それに縛られすぎてしまうと、
「私は傷ついた存在でなければならない」という無意識の枠組みができてしまうこともあります。
それはあなたを守る一方で、新しい自由や可能性を阻む壁になることも。
子ども時代の自分との対話
もし子ども時代の自分が今のあなたに話しかけてきたら、何を言うと思いますか?
もしかすると、「あのとき耐えた私を大事にしてくれてありがとう。でも、今のあなたが笑ってくれるなら、それで十分だよ」と言うかもしれない。
あるいは、「私の痛みを無駄にしないで、自分らしく幸せになってほしい」と願っているかもしれません。
裏切るという恐れ
「裏切る」というのは、自分の過去を否定するような行為だと感じてしまうことがあるかもしれません。でも、過去の傷を抱えたまま前を向くことは、裏切りではなく、むしろその経験を活かしていくこと。過去の自分を否定せず、そこからどう生きていくかを模索することは、あの頃の自分への最大の恩返しではないでしょうか。
最後に
あなたの中の「子どもの頃の自分」は、きっと今のあなたを見守りながら、「これからどう生きていく?」と問いかけているのかもしれません。その問いに対して、自分なりの答えを見つけていくのが、これからの課題でもあり希望でもあるのだと思います。
今の私がもし、子供時代の自分に会うことができたら・・
ここ(家)を出ていこうと言うと思う。
誰も知らないところへ行って、帰りたくなるまでそこに居ようと思う。
そしてその子(自分・幼)が私を必要としなくなるまでいて、
必要としなくなったら消えると思う。
でも・・・
『その子』自身は何と言うだろうか。
そもそも、私が知っている私自身(幼)は果たして助けを求めるだろうか?
透明人間になりたいとすら思っていた自分が?
いっそ自分のことを忘れてほしいと思っていた自分が?
人は、覚えていてほしいと思うものなのだろうか。
自分には覚えていたいと思うものはあるのだろうか?
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