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【進行編】存在しないアニメの聖地巡礼同人誌を作った話⑤
前回のnote
ロケハンやイラスト・SS依頼と並行しながら、ガイドブック制作の本格的な進行も進めていきました。
とはいえ、架空のアニメの聖地巡礼なんて作っている前例がないのでまさに手探りです。なので、いくつかの前提を決めました。
1.ガイドブック内では「カクレル・ハレルヤ」をあるものとして扱う。
→架空・オリジナルという言葉は使わない
2.ガイドブック自体は二次創作という立場を取る。
→公式(というテイ)のイラストなどは使わない
3.ストーリーを書きすぎない。
→あくまで二次創作なので、公式のストーリーを描きすぎない。むしろ公式のストーリーは想像してもらう。
こちらを前提にまずは台割を作成しました。
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お手製感がすごいですが、あると全体的に進行管理がラクになります。
台割は何度も改訂しつつ、ライブ感重視で進行していきました。変更が出ると使用する写真も変わってくるので、結果として何度となく松陰神社前に足を運ぶこととなりました。
その結果何が起こったか。アニメの聖地とか関係なく、趣旨とずれつつも本当に自分たちの第二の故郷のような感覚になり焦りました。何度も行って面白かったのは行く時間帯や曜日・天候によって街の印象が変わることです。これはこの土地に限った話ではないと思います。普段、一度遊びに行った土地には二度も三度も行きませんが、一度行って満足する行為は勿体ないなと思わされました。
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台割に加えて日単位のスケジュールも引きましたが、こちらも必ずしも守ることは出来ませんでした。ただ、全体の進捗度合いや残りタスクを視覚化することで、柔軟にスケジュール調整をし続けることが出来たのでプラマイではプラスでした。
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また、本格的に制作に入ったタイミングで、定例会を週一回のペースで行ったのも良かったと思います。仕事ではないので放っておくと何もやらなくなるため、週一でも進捗を共有する場があると、何かしらは進みます。残りタスクや現状の問題点が言語化されるのも利点だったと思います。
次は続く