まとわりつく 自由と解放 たんぽぽの綿毛になりたい
離れゆく 人の出逢いは 終わりのため
冬の寒さ 必ず移る 望むとも望まぬとも
夢の中 吹雪と僕と 君の姿
眩い天狼 強き輝き そうありたい
ペンと珈琲 湯気たちのぼり 僕は書き続ける
分かり合える 幻想抱く 冬銀河
孤独な夜 必ず襲う 快く
話しかけ 無視され貶され 一人
食後の 睡眠 深過ぎる
駆け巡る 苦悩と筆先 摩擦音
窓の中 見える光は 氷の冷たさ 眼前の田畑 力を蓄えて
窓の光り 昼の明かりに 目を背けて
重ね着するとも 未だ心も 冷えにけり
吹き抜ける 師走の風に 身を任せけり
悴む指 思い出すのは あの日の夜