韓国映画「おひとりさま族」ひとりってラク?
ひとりがラク、に隠されているもの。
「ひとりがラク」
よく聞く言葉だ。そして私も言ったりする。
昼食はひとりで食べたいと言いつつ、YouTubeでモクバン(人が食事する姿)を見ながら食べたり、移動中は常にイヤフォンで音楽を聴いたり、YouTubeを観たり。家に帰ればすぐにテレビやネットにかじりつく。無意識に人の存在を身近に感じていたいのかもしれない。
だからといって、実際に人と関われば関わるほど、疲弊しひとりの時間が欲しくなる。しかし、ひとりでいると無性に人肌が恋しくなったり孤独という不安が襲ってくる。ほんとうに人間は不安定な動物だ。
結局は自分の心の声を無視しないことが重要になるのかなと。
嬉しい時は嬉しいと言う。
寂しい時は寂しいと言う。
つらい時はつらいと言う。
自分のことは自分がよく分かっている気になっているけれど、意外と他人が思う自分とはギャップがあったり。それが人と対することで自分がよく見えてきたりする。映画の結末はドラマティックに何かが起きて終わるわけではないけれど、それが現実だよなぁと感じられて良かったです。