死にたいかい?お嬢ちゃん。 唐突に響く言葉、高揚と共に生まれる不快感。 なら死ぬかい? 張り付いた…いや、清々しく微笑む老人はそっと私の頭を撫でる。 私と一緒に死のう…なぁに怖くない。 震える手、それは老い故か恐怖故かわからない。 死んでもいいんだよ… 音が耳で反響した。 一瞬、私の体が軽くなった。 安心しきってしまった心はため息となって吐き出される。 良かった…生きてて… あぁあ…
指で拡げられる赤い花園、試すように嘲るように見せるそれは、理性をかなぐり捨てる力があるようだ。 これで数々の男を相手にいていたのだろう… 笑う君は所詮は同じというように私を見下し、挑発する。 しかし、私をそこらの猿と一緒されては困る。 しばらく何もせず眺める事にしよう… その間、君は何か言っていたが何も聞こえない。 ぽっかりと開いた穴は息をするように動き、花びらは光に照らされ淡く色褪せている。 突然、君は脚を閉じた。 見ると、顔を赤らめ怒ったている…何かしたかな? 「恥ずか
優子「あなた…」 咲真「ゆ、ゆゆゆゆ優子さん?!」 優子「遠慮しなくてもいいのよ?」 遡ること三時間前、仕事帰りのホームにて 田中「〜♩ 〜♩」 咲真「どうした?やけに機嫌がいいな」 田中「んー!よくぞ聞いてくれた我が友よ!」 咲真「あ、いいや聞きたくない」 田中「いや聞けよ!聞いてよ!!」 咲真「……何?」 田中「ん〜ふふふふ…マンネリ解消!!」 咲真「はぁ!?あの無愛想奥さんと!?」 田中「悪くいうな俺の嫁だぞ!?」 咲真「あ、すまん本音が…」 田中「はぁ…長かったな
「これは、ある四人の若者が冬の山で遭難した時の話である」 大田 山崎 三ツ谷 上岡 大田「おい!」 山崎「ひ!」 大田「脱げ」 山崎「…」 大田「とっととしろ!」 山崎「…」 上岡「おい、やめろ大田!」 大田「あぁ?!」 上岡「山崎こっち来い…」 山崎「上岡ぁ」 大田「ふっ…山崎、お前はいいよなぁ誰かに頼れば必ず手を差し伸べてくれる人がいるんだからさっ」 上岡「大田!いくらなんでもそんな言い方ないだろ!」 大田「実際そうだろ?!俺知ってんだぜ?アイツにレポート頼んで単位取
真面目に真面目にコツコツと? 嘘言えバカ言え所詮は獣 善人悪人皆等しく そう!! 股をひらけば腰を振る!! 所詮はこんなもんなんです なんでかって?わかってるじゃないですか? どんだけ道徳身につけて歩いたとてほらご覧 股をひらけば腰を振る!! 抗えない本能に後の祭り! 賢者賢者と嘆く下衆口 聖女穢して浸る愉悦 所詮はこんなもんなんです 喋る口元黙らせぶち込む 救いなんぞこの世にない!! そう!! 股をひらけば腰を振る!! 所詮はこんなもんなんです!
君が選んだんだろ? 全てを捨てて孤独になって寂しいなんてムシが良すぎるんだよ 本当に思ってくれてた人すら信じられなかった自分を恨みなよ SNSに逃げ込んで執着して何を得た?何も得てないよね? ただの掃き溜めに使っただけじゃないか そんなんでさぁよく寂しいなんて言えたな? かまってちゃんもいい加減にしろよ 昔あったよなぁ?相手にした事は全部返るって まさにそれじゃないか? 君は何がしたかったんだ? 慰めて欲しかったのか? 褒めて欲しかったのか? 共感して欲しかったのか? ふざけ
仕事もできない人と話せない そんなんでも私は生きている… 好きでなったんじゃない でも…もういっかって思う私もいる なにがやりたかったか なにを言いたかったかもどうでもいい 所詮は弱者の戯言 雑音にしか聞こえないのだから わかっているだろう? 都合のいい事だけを聞いていたい 怒られたくないからね 肥え腐った私を見て嘲笑い なにも知らない聞かない奴らは哀れみの目を向ける 滑稽だろうねぇ 私はその顔も声も決して忘れない
普通って何? あーっと辞書を開くなぁ そこにはここでの「普通」しかない 俺が知りたいのは世界の共通の「普通」だ! では世界の普通とはなんぞや 俺もわからない! こんなぺらぺらの紙に書いたって わからないがオチ! そう!わからないが正解なのだ! 何故ならば知らないからである 大丈夫!理解なんぞできっこない 「普通」とは刷り込まれた洗脳のさらに奥の心理なのだから
おや?どうした小僧…あー…袖を引っ張るなシワになる。 わぁわぁっとととと…ん? ああ、これを見せたかったのか。 (小僧、外に出てお月様を見せる) 確かに綺麗なお月さんだ…妻とどっちが綺麗? 馬鹿者、そんなの……どっちも選べん!! (後ろから妻が呼ぶ) うわ!!いつからそこに?! あ、そう…・・・(赤面) そうだよ!俺はお前綺麗だと思ってるし!?愛してるし!?ずっと一緒に居たいと思ってるし!?お前のこと大好きだよ!!!悪いか!? (妻、夫にキスをして微笑む) ・・・(赤面)
失い壊れたあなた…誰にも看取られずに逝ったのね。 貴方は幸せでしたか? ご自分で選んだ道は正しかったですか? 何がしたかったのですか? 今となっては何も聞けません。 独りぼっちで死んだ貴方は… 最期に何を見ましたか? 苦しむ間はありましたか? 泣く時間はありましたか? 後悔しましたか? 貴方が死んだあと、皆んなは笑っていました、涙すら流していないのです。 これは貴方の遺した業です。 死なれて安心するような生き方をした貴方はもう何も言わないでしょう。 私は貴方にされた事を決して
俺「初めましてー俺でーす」 叔母「叔母でーす」 姪「姪でーすー」 俺「本日ーお送りするお話はーギャグでーすー」 叔母「もっと真面目に紹介しなさい!それではみなさま」 姪「本編どうぞ!」
頑張れば報われるってさ誰が決めたの? 僕、報われたことないんだけど まだ頑張らなきゃダメ? もう限界なんだけど? 甘え?は? アンタは僕のどこを見てその言葉が出た? 僕が甘えとゆうのであれば 今必死に努力してる人はなんなんだよ 毎日頑張ってる方々に謝れ!! アンタみたいなのがいるから 報われない人がいるんだよ! 悪いところばっか見やがって!
てんでバラバラ自己中心 嘘泣きぶりっ子お手のもの 笑う門には福来たノンノン 笑うカドにはお前のクソ顔 可愛い体はアザだらけ 俺は知ってるお前の本心 お前は知らないお前の叫び きっとこうして生きてゆく 俺たち実は似た者同士 てんでバラバラ自己中心
これは、俺の兄がたい焼きを半分こした所から始まる。 弟「お前それでも兄か?」 兄「何が?」 弟「お前と兄弟をやってきて20年これほどまで腹の立つことはない」 兄「まわりくどいな」 弟「なんで頭の方渡したー!!!」 エコー…エコ〜… 兄「・・・。あんこ嫌いだっけ?」 弟「大好きじゃボケェ」 兄「…じゃいいじゃん」 弟「良くねぇよアホ!バカ!優しい兄貴!自慢の兄貴!」 兄「なんで最後らへん褒めた?ありがとうな」 弟「ぜー…ぜー…」 兄「で?何が不満なの?」 弟「不満も何も俺も