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私を構成する音楽 その2

THE BLUE HEARTS / THE BLUE HEARTS

このアルバムこそ私を構成する最たるもの。
勢いよく始まるドラムとヒロトの「Go!」の合図からベースとギターが雪崩れ込んでくる瞬間。
物の例えでは無く本当に鳥肌が立った。
大げさに言えばその瞬間に人生が変わったのかも知れない。
「未来は僕等の手の中」のイントロを聴いてしまったお陰で私は今の今までバンドをやっていると言ってもいい。
小学校6年生の冬休み、こたつのうえに置いたラジカセでずっと聴いていたことを思い出す。


崩壊アンプリファー / ASIAN KANG-FU GENERATION

たまたま寄ったタワレコの店内でかかっていたのを聴いたのがきっかけ。
ゴッチの歌声は当時の私の心情を表したかのように思えて、それだけでもう泣けた。そのせいもあってこの声には情念すら感じるのであった。


FOR YOU / 山下達郎

山下達郎なんて一生聴くことも無いと勝手に思っていた。それは小学校の頃、県民会館でのコンサートを宣伝する地元テレビCMを見た時から思っていた。
名前だけはよく聞くけどどんな音楽をやっているのか全然知らない人。
その後CMソング等で何となく知っていくのだけど、それでも自分には縁のない人というイメージだけは変わらなかった。しかしここ数年来のシティポップのムーブメントもあって聴いてみたら思いのほか素晴らしくて驚いた次第。私のようなクソ田舎の子供にすら土曜日の夜にテレビを通して週末のワクワク感を感じさせてくれていたのはアナタでしたか!


Beaucoup Fish / Underworld

ロック好きにも刺さるテクノとして教えてもらったアンダーワールド。
以降私の音楽的趣向を少し方向転換するきっかけとなった一枚。冷たい質感と都会的な空気感というか、アンビエントな感じがハマったのかも知れない。今や私が日常的に聴く音楽の約半数が電子音楽になったが、未だにこの界隈の音楽をよく知らない。
そのうち自分なりに色々と調べてみようと思いながら10年以上経ってしまった。ここまでくると恐らくこれからも極めて上滑りな聴き方しかしないのだと思う。ちなみにうちのカミさん曰くアンダーワールドは「眠たい音楽」らしいが吉幾三とコラボした「Two Months Off」を聴いたらそんなことは言えないはずだ。

↓日本が世界に誇るIKZO



A Good Tip For A Good Time / CATO SALSA EXPERIENCE

もうこのジャケット見ろって!絶対そうじゃん!
と言わずにはおられないっていうか実際ジャケ買いした一枚。
聴いたら案の定のガレージ、予想通りのガレージ。
ブンブン唸るベースとファズギターに「おおっ!これだよ、これ!」という興奮を隠しきれない。初期衝動やらエナジーやらがとにかくもうパンパンに詰まっている。ガレージロック・リバイバルのムーブメントのなかでも個人的にはダントツのカッコ良さだった。
余談だが同時期にムーニー・スズキというバンドも存在していて、カトーさんとスズキさんと呼ばれていた。

↓そのスズキさん


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