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私を構成する音楽

一応バンドやってるんです。
なもんでたまにはそういう話を。
好きなバンド、アルバムについて勝手に語るだけですがお付き合い頂ければ幸いでございます。

42枚挙げましたがこのなかから数枚ピックアップしてみます。
通好みとか玄人受けとかは一切ありません。


GEAR BLUES / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

解散から既に21年経ってるけど未だに一番好きなバンドの一番好きなアルバム。動画は1曲目の『ウェスト・キャバレー・ドライブ』。ベースの猛烈なトーンとドラムの粘っこいミドルテンポで不穏に始まる。そこへギターのフィードバック・ノイズ。このイントロの時点で勝ち確定。カッコ良過ぎ。ドロドロにぬかるんだ地面を低速ギアで唸りを上げて周りをなぎ倒しながら進むような様は重戦車さながらの迫力である。
そしてこのアルバム何が凄いってこのカッコ良さがアルバム通じて一切落ちないところ。要は全曲かっこいいという、なかなかありそうで無い一枚。それでいて「ロックンロールとは?」という問いへの完璧な回答(のひとつ)となり得る非の打ち所がない邦楽ロック史上最高作品。(ほめ過ぎ)
チバ、アベよ、安らかに眠れ。


Definitely Maybe / OASIS

祝・再結成。
世代的には完全にリアルタイムだけどハマったのは20代後半の頃。よくもまあこれだけ良い曲が書けるものだとひたすら感心。端々にパクりオマージュが散りばめられていて個人的にはニヤッとするけど、ロックンロール原理主義者たちからはバッシングの標的にされることもしばしば。昔、某フォークミュージシャンがラジオで「僕たちビートルズ世代からすればこれは~云々」みたいなことを言ってて「何のマウントやねん」と思ったけど、これについてはノエルが後に「だってこの曲書いた時ってクソ小さいハコで30人とかの前でやってる頃だぜ?スタジアムで大観衆の前でやることなんて考えてないわけよ」(意訳)と正直に語ってたのが印象的だった。
ハマった当時、色々あって私は地元山陰から大阪までバンドのリハーサルに通ってた時期があったけど、ライブ当日明け方の高速道路で登ってくる朝陽を見ながら聞いた『ロックンロール・スター』ほどシビれたものはない。


PAINKILLER / JUDAS PRIEST

中学生の頃、漠然と「ヘヴィメタル聴きたいなあ」と思いながらなかなか理想のサウンドのバンドに巡り合わないなかで同級生が貸してくれたこのアルバムは、その後(ハタチくらいまで)私をメタルヘッズへと至らしめた。イントロのドラムソロ後に入ってくるギターを聴いた瞬間にガッツポーズをとったほど衝撃的だった。このアルバムで聴ける硬質なリフとサウンドは当時隆盛を誇ったスラッシュ・メタル・ムーブメントへの回答だったことは後で知ることになるが、硬質なリフ、重低音、スピード、そしてハイトーンボーカル。「ヘヴィメタルとは何ぞや」という問いに(個人的に)完璧な答えを提示してくれる1枚。

P.H.U.Q. / THE WiLDHEARTS

自分で曲を作るきっかけになったバンド。きっかけどころか大いに影響を受けた。彼らがいなければ私は自分で曲を作るということはしなかったかもしれない。デビュー当時「Beatles meets Metallica」と評された、重量感のあるバッキングに非常にキャッチーなメロディとハーモニーが乗っかるサウンドが特徴的だが、グリーンデイ以降のアメリカ産ポップパンク勢とは似て非なるのは彼らがイギリスのバンドだからだろうか。
今はもう彼らのような曲は書けないけど、今でも思い入れのあるバンドだし29 Times The Pain(別アルバム収録)は私にとって永遠のアンセム。


KARAKURI HOUSE / LÄ-PPISCH

バンドブーム真っ只中の頃一番好きだったバンド。ビートパンク大正義の時代のなかでスカ、パンク、レゲエの要素をふんだんに取り入れたサウンドは異彩を放ちまくり、国内においてはその後のミクスチャー系、スカコアの源流となる。特にこの曲は私にとっては特別で、何故かこの曲で「ギターを弾きたい!」と思い、そこからしっかりとエアギターに励み、満を持して買ったエレキギター(当然テレキャス)で初めて弾いた曲もこの曲だった。このアルバムのスコアを持っていたので、それこそ勉強そっちのけでコピーに明け暮れた、思い出深い一枚。


とりあえず今回5枚ピックアップしましたが、お気に入り紹介みたいになってしまい申し訳ござらんかったです。
気が向いたらまたやります笑

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