おばあちゃん
同僚(21歳男の子)のご家族がレストランに食べに来た。おばあちゃん、お母さん、弟さん。最後のデザートをその男の子が提供した。デザートを目にした後、運んできたのが孫だと気づくおばあちゃん。制服姿で働く孫を見た時の目、孫の手に触れる時の優しさ、温かさたるや。
それを少し離れた所から見ていた僕は目頭が熱くなっていた。
実はね、僕もたまたま明日おばあちゃんに会いに行くんだ。そのために実家に帰るんだよ。そんな日の前日にこんな光景を見ることができた。何かしらの縁を感じずにはいられない。
話したいことがいっぱいあるんだ、おばあちゃん。
塩むすび2つ握っていくから一緒に食べようね。
だから、天国で待っててね。