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エンディングノート7(不要品の整理)

妹夫婦は姑が亡くなった時
遠方にある実家を思い切って
家具ごと全部ブルドーザで処分したらしい
誰もいなくなった実家を何年も管理し
大事な物は持ち出した上である
本州の端から端までくらいの距離だったし
維持だけで毎年何十万もかかっていたので
苦渋の決断であった

ある人は買取業者に
ひと部屋の丸ごと買取を頼んだところ
買ってもらえる物はほとんどなく
引き取ってもらうのに30万かかった

不要品の整理だが
両親世代が財産になると言われていたものの
ほとんどは大した金額にならない

しかしどのくらいの金額から
自分にとって大したものになるのか
そこは個人差が大きい
最近はスマホと言う非常に力強い味方がいる
グーグルレンズでググれば
大体の金額の相場がわかる事があるので
目星がつけやすい

うちの母が財産になると言われて買ったピアノは
業者に相談したところ
「ただなら引取りますよ」となった

何十万もした高級ふとんは
お客様用といわれつつ使われることなく
母たち自身も最近でてきたふわふわの布団の方を愛用していた
結局、高級ふとんは業者を含め引き取りてがなく
私の手で分解されて捨てられた

遺品を買取り業者に頼んでも
結局ほとんどただ同然
母らが大事にした螺鈿の家具も、和ダンスも、着物も
価値どころかむしろ解体料や廃棄料を要求されることが多かった
メルカリに出そうとしたが
遺品関係の出品の多い事、多い事
こんな中で売れるとも売ろうとも思えなかった

妹夫婦のように思い切って
まとめて処分するのが正解かもと思い
処分しようとしたら
今度は高値(8千円以上)で売れる物が
結構出てきたし、
母が忘れていたしまいこんでいた封筒から
15万くらいでてきた
結局一応全部確認して捨てることになった

私の古本も価値がないものから何万円もするものまである
ビニール袋に入れて値段でもつけておいたほうがいいかもしれない

しかしきりがないので
わからなかったものは縁がなかったと
あきらめる事とした


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