昭和の小学校3
兄が小学校に入った時、生活保護とか始まっていなかったので
トタンを組んだだけの家に住み、
電線柱から電線をつなぎ裸電球をつけている家とか
結構当たり前にあったそうだ。
その他、家族5人くらいがリヤカーに荷物一式積んで
生活している家族とか
(その布団の間から、小さい子供が顔を出したりしていたそうだ)
私の記憶にあるのは、当時私の町内には結構子供がごろごろしていたのに
みんな団地へ引っ越すことになったと言って
次々にいなくなってしまった事だ
遊んでくれた小さなお兄ちゃんお姉ちゃんが
いきなりいなくなってしまった。
が、たまに脱走して帰ってくる家族もあったらしい。
大人たち曰く、何回かつかまった後、
遠くへ引っ越しさせられたと言っていた
(半世紀以上前の私の記憶なので全く正確ではありません)
うちの町内に小さな子供がいる家庭が残ったのは
うちを含めて3軒だけだった。