今思うと…
最近思い出した事があって今日はそれを書いていきたいと思います。
私は小学4~6年まで週に一度、母親が決めた習い事に通っていた時期があった。
そもそも何故その習い事を私にさせていたのか不明ですが、当時の私は『無理にやらされてる』思いが大きくて習い事に行くのが本当に嫌でした。
何度も「何故習い事をやらないといけないのか?」「行きたくない」を母親には伝えていたのですが、小学4年生の発言は単なるわがままと捉えられていたんでしょうね。
その習い事は毎週土曜日で夕方から、沢山の子供達が集まって行う習い事でした。(小学4~6年の子供達が一緒に行動する習い事)
私は幼稚園から小学校まで少人数で過ごしてきたのでみんな友達のような環境で過ごしてきました。そんな世界が自分の生活の全てだったので、知り合いが一人もいない習い事の世界はまるで異世界でした。
「はじめまして!名前なんていうの?」っていう会話がいろんなところで交わされて、私はいつ自分が聞かれるかドキドキして変な汗をたくさんかいていたのを今でも覚えています。あの嫌なドキドキ感は大人になった今でも味わいたくないもんですね…
もうすごいドキドキして頭が熱くて泣きそうになりながら座っていた私に隣の可愛い女の子が話しかけてくれました。
「今年入ってきた子だよね?はじめまして!私〇〇っていうんだけど、あなたはお名前なんていうの?」
私はもう…
緊張が頂点に達してしまい、その瞬間、下を向いてしまい顔を横にぶんぶん振ってしましました。
女の子はとても戸惑い、「急に話しかけてごめんね…」と、言って他の子に話しかけにいきました。
私は顔を上げられませんでした…
これが始まりでした。
私は二年間、ここの習い事に通いましたが友達を作れませんでした。
みんな良い子達だったと思います。何度も話しかけてくれたし…
でも私、二年間、誰とも話しませんでした。
いや…話せませんでした。