もっと三谷作品がみたくなる!「スオミの話をしよう」鑑賞
今年はよく映画を見に行っている。
行くたびに、この映画の予告編を見ていて
とても楽しみにしていた映画だ。
映画を見に行く楽しみのひとつに、
「予告編を観る」というのも私にはある。
この映画の予告編は、春ごろ見たと思う。
俳優陣は大好きな人ばかり。
加えて三谷ファミリーがちょこちょこ見えて
おもしろそうだから、絶対行くと決めていた。
決めていたものの、行く日が決まらない。
その間に三谷幸喜さんが、「初耳学」の
インタビューに出てこの映画を宣伝。
「人は、話し相手が変わると人格が変わる。
それを映画にしたかった」
「舞台のような映画が作りたかった」
と、この映画に関してコメントしていた。
それを聞くと聞かないでは、今日の映画鑑賞は
かなり変わっていたと思う。
まるで舞台のセット、というのを意識して
鑑賞。
本当に舞台をみているような映画作り、
セット作りで、それがすばらしかった。
「あ、ここで暗転してそう」
「舞台のセットを2階建てにしたら、
この設定できる、すごい!」
そんな想像をしながらでも、ストーリーに
ハマることができた素敵な作品。
今までは映画を観る前には、あまり情報を
入れないようにしていた。
旅行に行く前にも、あまり情報を入れない
のと同じスタンス。
しかし、伏見稲荷訪問の反省も踏まえて
事前の情報や製作裏話は、知っておくのは
良いことなんだ、と思うように。
むしろ知っておくべきなのか?
知るともう一度見たくなるだろう。
それも一つの映画を観に行く手段なのかも。
昔、ヒッチコック映画を見に行くのに
ヒッチコック監督を探すのが、映画の目的の
一つになっていて、事前にどこに現れるかを
知っていれば、
「そろそろだな」
とか思ったが、聞かずに見たときは、
「ヒッチコック監督を探しに行く」ことが
映画の目的になっていた。
本しか情報がなかった時代。
同じヒッチコック映画を何回も見て彼を
探す。
今思うと、それが映画ファンをつくる
手段の一つだったのかも。
今回の「スオミの話をしよう」に見たことで
私はすっかり三谷作品の追っかけに
なりそうだ。
かつてのヒッチコック作品のように。
三谷作品で、見逃したなあと思っているのは
「清須会議」。
じゃあ、レンタルCDを借りよう、と
思っても、どんどん閉店している。
やっぱり今は「Netflix」の時代なんだろうなあ。
他にも見逃している映画はいっぱい
あるし、これを機に、契約を考える時期が
来たのかも。
大河ドラマで三谷作品の「真田丸」を見て
ファンになり、「鎌倉殿の13人」も
おもしろかった。
来年は三谷さんは全国で舞台を展開する
ようだ。
なんとかチケットを取りたい!
行くぞ、舞台!