見出し画像

映画「ブルーピリオド」~自分の本質に気づく

若者がひたむきに、自分をみつめて生きていく
映画を久しぶりに見た。
アラカン世代の私は見ながら
「もう一度こんな風に生きてみたいな」と思った。

予告編を初めて見た時から、「見たい」と思って
楽しみにしていた。

先週公開したところなのに、9月初~中旬終了予定の
表示がでていた。
早く見に行きたいが、いつ?と思っていたら、
今日たまたまTVで映画のCMを見て、さらに今日は
家族は出かけていて、2時間くらい私が出かけても
問題はなさそうだ。

今日しかないそ!
すぐに席を予約をして、見に行ってきた。

この映画で私は、「美術」「若者」「親世代」の
本質を見たように思う。

美術とは?
自分の本質を絵にするとは?

「絵が上手ね」なんて簡単に言っていたけれども
描き手は、こういうことを考えながら絵を描くのか、
と、初めて知ったように思う。

自分のやりたいことを口にできる、
また、それを叶えようと努力するそのひたむきさ。

「みんな、やりたいことがあったら
 それに向かって走って行ったらいいんだよ」
って、映画は言っていた。

親が言う。
「しっかりした大学に行ってほしい」と。

「しっかりした大学」とは?
子どもに安心安全な道を歩いて欲しいと
思う、昭和世代。

でも、現代だな。
きちんと子どもは自分の「やりたい」を
伝えて、親は応援していた。

友だちの親は、子どもの「やりたい」は
認めてはなかった。
親は「はみだすこと」が嫌いだ、と
言っていた。
この言葉にも、「昭和世代」が見えた。
昭和世代の描き方が、リアルでとても
おかしかった。
そういう風に親世代、昭和世代を
見ているのかあ・・・

「自分のやりたい」を見つけて進んで
いく姿に、素直に感動した。
また、「素直に生きていく」ことの
大切さも、この映画のテーマだと思う。
主人公の父も、転職して「やりたい」を
実現中だったからだ。

コミックも楽しめそうだが、
私は映画がよかったので、ここで留めて
おこう。
俳優陣が主役の邪魔をせず、
とてもすばらしかったのだ。

帰り道。
この暑い中も茂っていたハナミズキの葉が
一枚、ひらりと目の前で落ちた。

秋がみえた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?