「子どもの成長」
子どもの成長は早い。あっという間に大きくなる。
昨日も息子が16歳になった。娘は20歳になり、成人式を迎える。
●仕事や家事や雑事に追われているうちに、気づいたら子どもは大人になっていた。もっと楽しめばよかった。
●いろいろ心配したけど、成長するにつれてだんだん何とかなってきた。あんなに叱らなくてもよかったように思う。
●子どもはあっという間に大きくなってしまった。もっと子どもといちゃいちゃすればよかった。
●しつけや勉強のことでうるさく言い過ぎた。それより、もっと子どもと仲よくすればよかった。
●もっとおしゃべりしたり、スキンシップや笑い合ったりする時間を取ればよかった。
実は、子どもが「本当に子どもらしい子ども」でいる期間は意外と短い。
個人差も大きいが、だいたい小学4年生くらいまで。
女子はその頃から、そして男子はその2年後くらいから思春期前期に入る。
子どもが相手をしてくれるうちが花
その頃から親との関係より友達との関係が重要になり、親の相手をしてくれなくなる。その後すぐ反抗期もやってくる。
ですから、子どもが相手をしてくれるうちが花。
「見て見て」など、子どもから話しかけてきてくれるのは今だけかもしれない。
子どもを抱っこできるのは今だけかも。
子どもの靴下をはかせてあげられるのも今だけ。
子どものほうから話しかけてくれるのも今だけ。
子どもが親の相手をしてくれるのも今だけ。
今のうちにこの幸せをかみしめて味わっておいたほうがいい。
今のうちに親子の触れ合いをたっぷり楽しんで、共感的でよい親子関係を作っておく。
後で振り返ってみると黄金の日々だったということになるから。
子育て中は「はやく大きくなって」と思うことも多いと思う。
でも、子どもが少し成長すると「あの頃はよかった。もう一度あの頃に戻ってほしい」と思ったりもする。
子育ては、この2つの気持ちの間を行ったり来たりの繰り返し。
そして、容赦なく時は過ぎ、子どもはどんどん成長してあっという間に大きくなる。
子どもが親と一緒にいてくれる時間は短い
子どもの一年一年ははやい。
小学生になったら子どもは園児には戻れない。
親も園児の親には戻れない。
幼稚園のわが子を見たいと思ってももう二度と見られない。
中学生になったら子どもは小学生に戻れない。
親も小学生の親には戻れない。
小学生のわが子はもう二度と見られない。
母親がわが子と共に過ごせる時間は約7年6ヶ月(約65,700時間)だそうだ。
父親はその半分で約3年4ヶ月。
入園時には18%が過ぎていて、卒園時に32%、小学校卒業時に55%、高校卒業で親元を離れる場合は73%も過ぎ去ってしまう。
子どもが親と一緒にいてくれる時間は無限ではなく、意外と短い。