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「イライラするのは5つの感情が原因」

最近、本屋に行った時の話。

本屋のレジで店員さんにブチギレている中年男性がいた。

後方には、そのせいで長い列ができている。

私はその男性に強い憤りを感じながら、
一体この人はどんな本を読むのだろうと、
こっそり本のタイトルを覗いてみた。

「人と上手く付き合う方法」

私:「読め、絶対3回以上読め。お前は熟読しろ。」


人が怒ってしまうのは、本当は「怒り」とは別の感情が働いている。

「落胆・心配・悲しみ・寂しさ・傷つき」

この5つの感情のうち、どれかが自分の中で満たされなかったとき、
「怒り」という感情になる。

例えば、楽しみにしていたプリンを食べられて、
「何やねん!食べたん誰や?」と怒ってしまうのは、
食べたかったのに食べられなかった「落胆」という感情から発生している。

ということは、「怒り」とは、本来、二番目の感情だということ。

その感情を無視し、怒りに我を任せてしまうと、
関係も後味も悪くなってしまう。

怒りを感じたら、まず深呼吸。
そして、「落胆・心配・悲しみ・寂しさ・傷つき」
どれから発生したのかを考えてみること。
そうすれば、自分を客観視することができ、解決策も見出すこともできる。

プリンの話で言えば、風呂上がりの楽しみにしていたので、
「誰や食べたん!」と怒りそうになったけど、
「プリンを食べられて落ち込んでるんや」という一番目の感情を理解し、
それを伝えると相手も反省せざるを得なくなる。

結果、食べられたプリンよりも3倍ぐらい高い、
デパ地下のプリンを食べることができた。

多分、あの時に怒っていたら、同じプリンには出会えなかっただろうと思うと実にラッキーである。

怒りに身を任せなければ、
思わぬ幸運が舞い降りてくることもあるんだなあ。

プッチンするのは、自分の怒りではなく、プリンだけにしておこう。

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東 義倫(YOSHINORI AZUMA)
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