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ラテンアメリカの食の醍醐味:お酒・アルコール飲料編その1



ここでいう「お酒」はもちろん日本酒のことではありません。
アルコール飲料一般ということです。
「日本人はよくへべれけになるまで飲むが、外国ではそういう飲み方はあまりしないよ」ということをよく耳にしました。否定はしませんが、肯定もしません。つまり国籍で飲み方を分類するのはどうかな、と思います。


よく見かけます!


なぜなら、日本人でもどんなに飲んでも崩れない人も少なくないし、少量の酒で人格が変わる人もいます。中南米でも思いっきりの酔っ払いに酔っぱらいに会う。「お酒は酔うから楽しいのもんだよ」とは、酒飲みの言い分でしょう。コロンビアでもブラジルでも酔っ払いには出会います。

乾杯


中国や台湾では「乾杯」書いて時の如くこの国の掟はグラスのお酒を飲み干すこと。新聞で、「取材の時、杯を酌み交わすのだが、三ヵ月で胃潰瘍になった記者がおられた」という記事を以前読んだことがあります。
「乾杯〜!」と言ったらグラスの底を相手に
見せなければならないということです。
ラテンアメリカでは乾杯を「サルー(Salud:健康)!」と言います。

乾杯!!Salud!


お酒の効用


二大製造方法


ご存じのようにお酒は製造方法によって二種類に分類されます:
1)          蒸留酒、2)醸造酒です。
そのほか蒸留酒に薬草や果実を混合する混成酒というのがあります。
清酒、ビール、ワインが醸造酒焼酎、ウイスキー、ブランデーが蒸留酒に分類されます。そして中南米といえば、蒸留酒つまり、スピリッツと呼ばれるお酒の宝庫なのです。


各種蒸留酒(ビールもあります)


2)          有名どころからざっと言えば、メキシコのテキーラ、ペルー・チリのピスコ、ブラジルのピンガ、コロンビアやパナマのアグアルディエンテ、カリブ海地域のロン(ラム酒)などが知られています。


コロンビア、バージェ県の「ブランコ」というメーカーのアグアルディエンテ

このように、2種類の方式によって作られるお酒ですが、健康のためには何がいいか、という疑問がつきものです。
さて、どういうお酒が良いのか、解説していきます。

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