あなたも豆屋を始めませんか。 ⑳スタートアップとスモールビジネスとの違いとは。
秋のカフェ講座も開講迄一か月をきりました。カフェ講座はスモールビジネスとしての小さな豆屋を開店する人の為の講座です。勿論カフェの話も良くしますが、基本的には豆屋を始めたい人の講座であることに変わりはありません。
当店の開店指導については、今年は3名の方が契約し、2名の方が現在店へ焙煎を習いに来ていますが、開店指導の契約をして、まだ、お店を作っていない人からの連絡も来ていますので、これから来年に掛けて、開店は増えて行くのでは無いかと思います。
現在、スモールビジネスはいろいろ騒がれる様になってきています。
テレビでよくやっているのは、JR東小金井高架下の<KO-TO>
という所の事業が良く紹介されています。
<KO-TO>はJRと小金井市の共同事業という事で、地域に新しい風を吹き込むと同時に、地域の人達の仕事を増やすという試みでもある様です。
これはJRと小金井市が共同で、JR中央線の高架下に店舗物件を作り、そこを小さな商売を始めたい人に貸して、出来れば宣伝もしていこうという試みだと思います。
多分、これから世の中では、スモールビジネスがもてはやされて行くようになるのでは無いかと思います。私が思うに、仕事の始め方には2つの形があるのではないかと思います。
一つはスタートアップと呼ばれるもので、先々は海外にも進出して大きな利益を狙うのが基本的な仕事のスタンスです。これは英語も出来なければならないし、難しい経営書等も何冊も読んでいないと上手くできないという、私など、とても出来そうもない難しい物に入ります。
もう一つはスモールビジネスと言われるものです。これは、自分自身が食べて行くための仕事を作る物で、小さな店で好きな仕事をやり、自分と家族が食べて行けるだけの物を稼ごうという起業です。日本ではこれは珍しくもなんともなく、沢山あるし、沢山あった仕事です。
私のやっている小さな豆屋の開店指導というのは、勿論、このスモールビジネスをお勧めするものです。この区別が分からない、或いははっきりしないと、何かいつも頭の中がこんがらかったまま思考は進んで行くので、この辺りだけははっきりさせないと何も始められないし、始めても失敗します。
私から言わせれば、スモールビジネスは、スタートアップ程難しい訳ではありません。豆屋の場合、家賃10万円前後で、新鮮で美味しいコーヒー豆を、丁寧で親切な接客で接対応し、ゆっくり時間を掛けて仕事を続けて行けば、3年から5年後には、充分食べて行ける仕事になると考えています。
ただ、その為には、コーヒー豆が美味しく焙煎出来なければなりません。誰にも教わらずにそれが出来る人はほんの僅かだと思っています。そうした意味では、当店の開店指導を受けるのは、決して無駄な事にはならないと感じています。
開店費用は総額500万円位。その内半分以上は公的機関から借金するというのが当店の開店指導の開店資金に関するイメージです。
ここから先は
あなたも豆屋を始めませんか。
コーヒーの豆屋を始めたい方に、豆屋の始め方を書いています。コーヒーの基本的な知識、焙煎、焙煎機、店舗の探し方、豆の仕入れ方、経営の仕方等、…
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?