見出し画像

あなたも豆屋を始めませんか。         ㉔1K釜に消煙機は必要か。


焙煎に臭いと煙は付き物だが。


 
始めて豆屋を始める人は、焙煎機は何を選ぶのかいろいろ考える所でしょうが、うちは富士ローヤルで始める人が多くなっています。勿論外国製の高価な焙煎機も沢山ありますが、富士ローヤルで充分と説明しています。
 
大事なのはその焙煎機をどう使うかなので、結局、焙煎マニュアルと焙煎練習に尽きるのだと考えています。焙煎機の使い方に習熟していなければ、美味しい豆など焙煎出来る訳など無い訳ですから、焙煎機に慣れておくことが如何に大切かは、焙煎をやればやるほど分かって来るのでは無いかと思います。
 
富士ローヤル小型焙煎機には1K・3K・5Kがあります。それぞれに直火と半熱風がありますので、6種類の焙煎機がある事になります。その上にもっと大きな焙煎機は沢山ありますが、町中では臭いと煙の問題がありますので、5K釜迄しか現実的では無い様な気がします。
 
南方郵便機の開店指導では1K釜直火を使う人が増えて来ています。
これは焙煎機の価格の問題(3K・5Kの半額位です。)だけで無く初期の売れない時期に廃棄する豆を少なくするという理由が一番大きいと思っています。
 
その場合、消煙機を付けるか付けないかも、又、店を始める人が迷う所だと思いますが、近頃は付けない人が増えてきています。数年前はうちの開店指導では、付ける所が多かった様に思いますが、付けない所が何か所か出来ると、付け無くともやれると思う人が増えて来たのだと思います。
 
ただ、3K釜・5K釜では付けないと、町中では今の時代は難しいと思っています。又、1K釜でも繁華街、住宅密集地では付ける人もいますので、その辺りは現実的な場所をみてからという事になるとおもいます。
 
消煙機は有名な所では、日本では富士ローヤルとケビックがありますが、価格はどちらも100万円前後しますので、1K釜の場合焙煎機の価格とそれ程変わらなくなります。
 
富士ローヤルの場合は、煙だけが消え、ケビックの場合は匂いと煙が消えるという事ですので、臭いだけは残した方が良いという人もいるでしょうし、両方消えた方が良いという人もいるでしょうから、その辺りも良く考えて設置するのが良いのでは無いかと思います。勿論付ける場合はですが。

ここから先は

0字
このマガジンを購読すると、南方郵便機のコーヒー教室・カフェ講座の受講料が半額になります。

コーヒーの豆屋を始めたい方に、豆屋の始め方を書いています。コーヒーの基本的な知識、焙煎、焙煎機、店舗の探し方、豆の仕入れ方、経営の仕方等、…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?