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あなたも豆屋を始めませんか。    ⑬資金はどうやって借りるのか。


生豆用の計りと、コスタリカの麻袋。

前回は、開店資金はどの位掛かるのかをお話しました。今回は開店資金の内訳ですが、全額自己資金で開店する人は勿論いますが、大半の人は公的融資を受けます。
 
私は、お金はあっても、半分位は借りた方が良いという考え方です。開店時は公的機関からの借入がしやすいのと、この後、一・二年は、豆屋は赤字になりやすいからです。
 
赤字のお店にお金を貸す金融機関は何処にもありません。現金を持っていれば、倒産の可能性はうんと低くなります。話としては300万円自己資金で、300万円公的機関からの融資で600万円と言うのが当店で一番多いパターンです。
 
ただ、借りられるならもっと借りた方が良いと私は思っています。使いさえしなければ、そこから取り崩し返済に充てれば良いのです。
 
借りられるかどうかは、勿論、審査があります。その時問題になるのは仕事の経験の有無ですが、南方郵便機の開店指導を受ける場合は、
南方郵便機で焙煎・販売について指導を受け、充分、焙煎練習もしたし、販売もやったという事を話せば大丈夫だと思います。それに対して資料が必要な場合は私の方でも準備します。
 
東京の場合、最初は開店場所の商工会議所へ行くのが一番良いと思います。ただ、この場合は物件が決まっていないと、相手も本気の話にはならず、話を聞くだけという事になると思います。物件がきちんと決まったら、物件契約書をもって開店場所の商工会議所へ行くというのが順序です。
 
そこから、東京ですと2つの道があるのが普通です。一つは都の資金です。もう一つが日本政策金融公庫です。商工会議所で良く相談に乗って貰い、どちらかを選ぶと良いと思います。
 
又、それ以前に店等をやっていた場合は、それまで取引のあった信用組合・信用金庫等も相談に乗ってくれると思います。都市銀行はまず無理だと思って間違いないと思います。
 
店舗が決まり、融資が決まったら、いよいよ内外装に入ります。次回は内外装です。

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コーヒーの豆屋を始めたい方に、豆屋の始め方を書いています。コーヒーの基本的な知識、焙煎、焙煎機、店舗の探し方、豆の仕入れ方、経営の仕方等、…

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