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レシピのないレシピの話
秋山徳蔵さん。
天皇陛下の料理番と言われた方です。
その秋山さんが、料理の世界に飛び込んだ時、最初は鍋洗いと掃除から始まりました。
来る日も来る日も鍋洗い。
しかもその鍋には、洗剤が入れてあったそうです。
色々と悩んだ末、秋山さんは日本一の鍋洗いになろうと決意します。そして文字通り、鍋洗いに磨きを懸ける内に、それを見ていた先輩達が、鍋に洗剤を入れないまま、渡すようになりました。
味見しろ。
との無言のメッセージなのですね。
それからは、レシピなどを渡された訳ではないので、自ら味の研究です。
どうやったら、先輩の味を生み出せるか、、、。
やがては、天皇陛下の料理番にまで、出世したのです。
結局の所。
上に行ける人と言うのは、自ら塞がった道を切り拓くのです。
一見すると。
他人から与えられたレシピを、完コピした方が出世は早い。ところがそれだけでは、応用が効かない人として終わってしまいます。
果たして。
目の前の壁は、敵なのか?味方なのか?
世の中は、考え方次第で、どのようにも変わるものです。
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