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好き同士なのに別れるということ【3年間付き合った初彼との別れ】

3年付き合っていた彼氏と別れた。
本当に大好きな人だった。
人生で最初の恋で一番最大の恋になるだろう。

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私は、人のルックスや発言で好きになることはなく、行動で好きになるタイプ。
私は女子高育ちのため、あまり男性を好きになる機会があんまりなかった。
だから、人生で好きになった人の数はたった2人だった。
そのうちの一人が私の初彼氏であった。

私たちは三年前、両想いからそのままスムーズに付き合った。
その彼は、私と趣味は全然違ったが、思考パターンやフィーリングが完全に一緒で、レストランでメニュー決めるときも同時に指さすものが毎回同じだった。彼が何か言おうとして忘れちゃったことを、私が「〇〇のことじゃない?」と話すと「あ!それだ!!!(笑)」ってなるところとか。
以心伝心っていう言葉を体現したような、、、出会った瞬間、運命ってこういうことなのか?!と感じさせてくれた。

そんな彼を初めての彼にしたいと思った一番の理由。
それは、彼は夢があってそのために努力もしていて、常に生き生きとしていたことだった。
付き合う前から夢である起業への憧れを口にしていた。そして学生時代から起業を視野に入れた就活をしていた。長期インターンに積極的に参加し、「おいおい、ほんとに卒業できるか???」って周りが不安になるほど、起業という夢を常に追い行動し続けていた。
そのまっすぐさ、大好きだった。

「付き合おう」
普通のカップルなら交わされるはずのこの言葉。
この言葉もなくして、気づいたら私たちは惹かれあっていて、気づいたら付き合っていた。

そこからは、2年くらいは右肩上がりでお互いさらに好きになっていた。(この認識は本人に確認済み)
この二年間は本当に楽しかったな~

初めての浴衣デート。初めての彼氏とディズニー。初めてのウイスキー。初めての深夜にコンビニ。初めてのABC。
私にとっての”初めて”を、他の誰でもない彼と一緒に歩めたのが幸せだった。

しかし、二年経てからお互い現実を考え始める。
彼は就職するものの起業へ向けて本格的に勉強を続けていた。
兎に角隣で見ていて心配になるくらい普段の業務をこなしつつ、自分の起業
の勉強も併せてやっていた。そして、退職し起業へ重きを置こうと考え始める。
一方私は大学院進学をし、就活をした。
就活は本当にラッキーなことに4社から合格を頂き、やりたい夢を追うべく4社中最も福利厚生面はいまいちだが、私が夢であった業界への切符を手に入れた。

お互い、目標高く持ち、努力していた。
そして我々の武器であるフィーリングが発揮され、喧嘩もほぼなかった。
しかし、これが仇となる。

「話さずとも伝わるだろう」
これが浸透したので、二人はお互いの将来を相談しなかった。
「自分がどう生きていきたいか」
この問いの答えが二人とも違うまま、同じ線路を進んでいたはずの私たちは、気づいたら線路は分岐し二人は徐々に違う方向へと走り始めていた。
そして、それは気づいたら修復不可能なまでになっていた。

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付き合って3年近くたったころ。

彼がいきなり、「明日電話してもいいか?」と聞いてきた。
実は、前回二人であったとき、彼の言動から非常に不審感・違和感が出ていて、私はフィーリングで完全に感づいていた。
なので、「あぁ、別れ話か」と思い、まだ本人から告げられてもいないのに、その日の夜は大泣きした。

そして翌日電話を取った。
やはり別れ話だった。

「人としてリスペクトしているし、好きだけど、仕事の優先順位が高くなってしまった。だから別れたい。」

腑に落ちなかった。
好きなのに分かれる??????!!!!!
そんなの、ドラマの世界以外に起こりうるんだ!!(笑)

私は、勇気を出して伝えてくれてありがとうと感謝を述べつつ、
私に原因があるなら普通に興味があるので知りたいし、納得させてほしいとせがむと、「嫌いなところはない。わからない。」の一点張り。

はぁぁぁああ???
恋愛初心者の私には理解しえなかった。
でも、電話を取ったときの私の気持ちは、
確かに私たちが進む道は明らかに違っていて、
彼が頑張っている姿が大好きだったので道が違えど隣にいたいと思っていた。でも、それが彼にとって邪魔になるのなら、身を引いてもいいかもしれない。そう思っていた。

私は彼の大好きなところがきっかけで付き合ったのだが、
結果その大好きなところが原因で別れに至った。

ただ、「じゃあ、あなたは今のキャリアを捨てて彼の起業を付きっ切りで支えられますか?」と聞かれたら、NOだ。私には、捨てきれない夢があるからだ。

ただ、彼の別れたい理由に関しては論理的でなく、然も、電話一本でこの膨大な3年間を終えようとするその姿勢がとっても気に食わなかった
とっても、自分勝手な人だと思った。
ただ、それについてキレる体力は私になかった。

とはいえ、今までの三年間の思い出を平均したら、幸せな3年間だったと思う。
なので最後に私は彼に対し感謝していることを伝え、「以上!!じゃあね!さよなら!!!!」って空元気で私から電話を切った。

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さすがに、電話の後は頭の中が整理できていなかったけど、こうやって文字に起こすと、私たちは運命でなかったんだ、って痛感した。

また、電話中は怒りと悲しみが感情を支配していたが、文字で起こしたり友達と話したりすると、彼なりの誠実さと配慮があったとも感じている。
彼は、別の夢を持つ私を巻き込まぬようにすべく、あえて私の入社前のタイミングで身を引くことで、私が彼ではないだれかと巡り合えることを期待していたんじゃないかということだ。
確かに、電話の中で「ほかの素敵な人と結ばれてほしい」とまで言及していた。
また、時より声を詰まらせるシーンもあった。
これが彼が私に初めて見せた涙だった。最初にして最後。
普段、感動モノの映画を見ても泣いたりする瞬間がない彼が見せた涙はあまりにも新鮮で、驚愕的なものだった。

こういうことを考えると、
彼は誠実だったなぁ~この人が最初の彼氏でよかった。
別れて2日目。
早くもそう思えるようになった。

さぁ、これからの恋愛はどうするかだが、、、
やっぱり好きな人は欲しいかもと思った。意外と依存しちゃうけど、彼氏の存在で私は頑張れてきたので、次に付き合いたい方もパワーをくれる方がいいな!

私は、自分の夢を追いながら、それを応援してくれる人と幸せになるんだから!






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