普通だと思っている人が分からない普通って?
はらハガキ No.2 2019年1月号
先日、ある女性の方から、素敵なお話を聞きました。
毎朝、通勤する為に10分ほど歩いて最寄り駅まで行くそうです。
たまに見かける車椅子の男性。
何度か見かけていましたが、大変だな〜と思うくらいで見過ごしていました。
すると、ある朝、路上駐車が多く、車椅子の男性は困った様子でいたので、勇気を出して、「押しましょうか?」とお声がけをしたそうです。
車椅子の男性はとても嬉しそうにお礼を述べながらも、
「普通に歩ける人は、ここが登り坂って分からないんでしょうね?」と聞かれ、女性はビックリ!したそうです。
何十年と通っている道、坂道なんて全然分からなかったそうです。
周りに人が沢山いて、押しましょうか?と話しかけるのも躊躇したそうですが、言って良かった!と嬉しそうに話していました。
自分の経験では分からぬ事が山ほどあります。
手助けをしたつもりが、逆に教えられる事があります。私もこのお話を聞けて良かったです。
毎日通る道。毎日乗る電車。
同じ日、同じ時間、同じような事をしていても
本当に思う気持ちは、ひとそれぞれ。
自分が思ったこと、感じたこと
自分が普通だと思っていること、自分が普通だと感じていることが、普通だろ!と、他人に押し付ける人がいるけど・・・
そんな事は無いですね。
目に見えることだけで、判断せぬこと、もっと思慮深く生きること。
を大切にしていこうと思います。
今日も一日ありがとうございました。