いつでもどこでも、どんな時でも!
どんなことがあっても、心の明るさと、朗らかさと、活き活きとした勇ましさを失わないように、心がけるべきである。
そして、特に不健康な人や、非運の人に接する際は、鼓舞、奨励以外の言葉は、口にしないように注意することである。
世の中には、人の身の上話や、不運の話などを聞かされて、同情の極、果てはその人と一緒になって、悲しんだり泣いたり怒ったりする人がある。
そして、相手の方も、そういう人を、何か大変思いやりのある話の分かる人のようにさえ思う。
しかしこれは、極めて皮相的な考えで、そりゃもちろん同情ということは、人間の為さねばならない当然の美徳ではある。
が然しその美徳である同情の垣を越えて、相手方の気持ちの中に引きずり込まれて、同じように消極的な暗い気持ちにならなければならないという、間違った義務が一体どこにあるであろうか?
ましてそのために、ただ一人の人生事実のために、一人ならず二人までが、消極的の気分になり、ひいてその周囲の雰囲気まで消極的化してしまうという事実結果があるということを知ったなら、かりそめにも真理を人生の宝とするお互いなら、これこそ誠に大きい失錯だと気づくはずである。
だからもちろん、不健康の人や薄幸の人々には、大いに同情すべきであるが、同時に真の同情の発露として、適当な鼓舞と激励とをその人々の心に与え、少しでも、その人の心に積極的の暗示なるものを、心の糧として贈ることこそ、最も尊厳な人間的行為である。
by 中村天風
心の糧として贈ること。
いっぱい贈ってもらっています。
いつもありがとうございます。
本当にありがとうございます。
少しずつ自分から贈れる人になろう。
今日も私のnoteを読んでいただき、ありがとうございました♪