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万城目学さんの『鹿男あをによし』

直木賞受賞のニュースで『八月の御所グランド』を知って読んでみたいと思った私。
文庫本サイズになるのはまだまだ先…と思ったけど
万城目学さんの作品を読みたくて『鹿男あをによし』を読んだ。

『鹿男あをによし』は2008年にドラマ化された時に
息子と毎週楽しみに観ていた思い出がある。

出演していた俳優さんも好きだったし舞台がなじみ深い奈良だったことも嬉しくて見るきっかけになった。

あの奈良の鹿が
「さあ神無月だ。出番だよ、先生。」
としゃべる宣伝のシーンが印象的で興味をひかれた。





そんな風にドラマで見た知っている物語だったので取っつきやすくはあったけれど、逆に展開がわかっているものを読んで楽しいのかどうかという心配もあった。

でも読み始めてみると
びっくりするくらい私はストーリーを覚えていなくて(・_・;)
わくわくドキドキしながらどんどん読み進めることができた。

登場人物もドラマとは少し違っていて

「あれ?この人はドラマに出てた?」
と思ったり


私は綾瀬はるかさんが大好きだったので

「え?綾瀬はるかさんのやっていた役は??」
と分からなくなったり

???がいっぱい出てきて
ネットで当時のドラマキャストを調べたりしながら読んだりもした。


物語の内容を楽しみながら、当時息子と一緒にああだこうだ言いながら観た思い出がよみがえってきた。

最後の最後まで結末さえもはっきりと思い出せず(・_・;)
次々出てくる謎に引き込まれて
ページをめくるのももどかしい感じでアッと言う間に読み終えてしまった。

登場人物の描写や交わされる会話が面白くて
奇想天外な謎がいっぱいの話なのに
ほっこりとする描写も多いのが惹かれた。

奈良の鹿と言えばつきものの鹿せんべいの話や
ポッキーが好物な鹿が出てきたりと本当に面白かった。

読み終えてしまって寂しくなって
今は『プリンセス・トヨトミ』を読書中(*^^*)

これも映像化された作品。
綾瀬はるかさんが出ているのもあって映画館で観た(^^)v
でも…やっぱりあんまり内容を覚えていないので(^_^;)新鮮な気持ちで読んでいる。





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