リアルタイムで退学させられそうです
見てくれてありがとう。今、私は、退学させられるかどうかの窮地にいます。
事の発端は、昨夜4時半、窓辺から夜雨の中に足を放り出して台風前の風にワクワクしていたところから始まります。
夏休みの間に昼夜逆転したということもあって結局朝6時まで眠りに付けず、7時に起きるつもりが7時半になってしまいました。頭が鉄でできているような私の母は、この遅刻だけで大激怒です。睡眠不足に私の機嫌も悪くなっていて、「なんで起こしてくれへんのよ!」と見苦しい責任転嫁を始める始末です。
過去のnoteを見てもらえばわかるのですが、謎の発表会のクラス代表になってしまったこともあり、学校にはものすごい重圧を感じていたので、学校へ行く気もなくなりました。そもそも私は昔から学校という場所が絶望的に合わないのです。産まれた時から反抗期なのかもしれません。友達に会えて嬉しいなどという思考になることはほとんどないし(LINEの方がいい)、好きな人はいないし、まずグループ社会に馴染めないのです。
協調性を第1とし、みんな仲良く、ひとりの人がいたら声をかける。真面目で勤勉でいなさい。それはたしかに必要なことかもしれません。私のようなひきこもりだけの社会なんて3年で荒廃すると思います。でも、いや違う、私の言いたいことはこれとは少し違うかもしれません。
よく考えてみました。新しく書き直します。
上の文を読まれてどう思いましたか?私の担任などは、こういったものを見るとすぐに思春期やなと笑います。たしかにそうかもしれないのですが、思春期特有の意見だからといってないがしろにされるいわれはないはずです。彼は幼い考えをすべてバカにしていきます、そのような想像力を放棄した思考回路の方が馬鹿げているとも私には感じられます。
話が脱線しました。とにかく、このような「色眼鏡」で見られるのが苦手なのだと思います。人は生きている限り、赤ん坊でない限り、透明度の差はあるにせよ色眼鏡を持っているものだと思います。過去の経験が目の前のものを分類し、名前をつけ、わかった気になる。それはかく言う私にももちろんありますし、自分の色眼鏡を嫌悪してもいます。
学校という人の集まる場所では、色眼鏡の数が増えます。たくさんの色が私に降り注いできて、その色は私という人間を勝手に新しくつくります。「キャラ」というものがありますが、それは全体の色眼鏡を通して見たその人の印象像であり、その人自身では無いように思われます。
私は人と関わるのに向いていないのかもしれません。自分が傷つきやすいのか、強いのか、ポジティブなのか、ネガティブなのか、そんなこともわかっていないから、自分にさえ分からない自分を人にわかった気になられるのがいやなのかもしれません。灯台もと暗しとはこのことなのでしょうか?しかし、他人が私のことを私以上に理解できるとはどうも思えないのです。
かなり本題からズレてしまいました。つまり猛烈に学校に行きたくないのです。電車のカップルにも、教室のグループにも、教師の声にも、五感で嫌悪感を覚えます。私は、寝ました。
母の怒鳴り声で目を覚ますと8時半でした。ああ、もうどうしようもないんだな、と思うと心は落ち着きましたが、なんだか熱が出てきました。
「退学するか!?」
母の怒鳴り声が響いています。今までなら、必死で断っていたことです。でも、今日ばかりは、それに返事できませんでした。私のかよう中学は、いわゆる自称進学校というやつです。これ以上通っても金の無駄でしょうし、なにより学校に行きたくありませんでした。すべてをリセットしたいとも思いました。
でも、そこで、祖父母の顔が急に脳裏に浮かんできたんです。歳なのに私の学費を稼いでくれる祖父母。私の勉強のことを誰より喜んでくれる祖父母、
私が退学したら、不眠症にでもなってしまうんじゃないか…祖父母がいなければ、迷いなく退学の道を選んでいたと思います。
そうこうしている間に母の怒りは頂点に達し、私のカバンと定期券を投げ捨て、家を出て行ってしまいました。完全に捨てられていないのを見ると、「学校に行けば許してやる」ということなのかもしれない、と妹が私を諭しました。そうだと思います。
今、私は、部屋にいます。行けば今まで通りのすこしだけ辛い日々が、このまま眠れば新しい、良いのか悪いのかも知り得ない日々がやってきます。私はどうしたらいいのでしょうか。