見出し画像

奈良散歩 15

奈良在住の私が訪れた所を紹介します。
今回は、大仏(廬舎那仏)がある東大寺です。

大仏もさることながら大仏殿の大きさには驚きます。大仏殿は、過去2回火事で焼けていて、この大仏殿は3度目になる300年前の江戸時代に建てられたものですが、1300年前の奈良時代に創建された大仏殿は、これよりも間口が30%も大きかったそうです。それでも、現在の大仏殿は世界最大級の木造建築です。

大仏殿

大仏殿に入ると正面に大仏があります。大仏の高さは、約15m、重さ約380トンに達します。大仏も2度の火災で損傷されていて、創建当初のものは腰から下の部分だけになります。大きさも当初の大仏に比べるとやや小さいと言われています。

大仏(廬舎那仏)

東大寺の南大門には、大きな金剛力士像があります。平重衡の南都焼き討ちにより焼けた東大寺。二度と敵を寺に入れさせないという強い意志を込めて、運慶・快慶らの慶派が鎌倉時代の初頭に造りました。
向かって左側に、口を開いた「阿形(あぎょう)像」、右側に口を閉じた吽形(うんぎょう)像」があります。高さは、両像とも約8.4mで、寄木造りで
作られています。

東大寺南大門
金剛力士像(物事の始まりを表す阿形像)
金剛力士像(物事の終わりを表す吽形像)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?