奈良散歩 17
奈良在住の私が訪れた所を紹介します。
今回は、春日大社に行きました。
春日大社は、藤原鎌足の子の藤原不比等が藤原氏の氏神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)を春日の御蓋山(みかさやま)に迎えて春日神と称したのに始まるという説があります。768年に創建されました。
その際に、武甕槌命が白鹿に乗って来られたことから奈良公園の鹿は神の使いとされています。
本殿に続く参道は広く、前回紹介した春日山原始林と隣接しており、鹿に出会います。途中に春には藤が綺麗な萬葉植物園があります。
二之鳥居を潜ると神社の境内ぽくなります。南門から入ると参拝所があり、右側にある受付から御本殿に進めます。回廊には、釣燈籠が約3000基あり、2月の節分と8月14・15日の夜のみ全てに火を灯す中元万燈籠が行われます。境内には、暗くした小さな空間に灯りがともった釣燈籠がたくさん飾られ万燈籠を再現した藤浪之屋があり幻想的な感じになります。
境内を出て、水谷(みずや)神社の方に歩いていくと水谷茶屋があります。若草山山頂に行くには、水谷茶屋を右に見下ろして上り道を登る方が、南ゲートから登るより距離は長くなりますが傾斜が緩やかでおすすめです。
奈良公園の鹿は、徐々に増えて現在約1300頭くらいいます。この時期は、発情期のため鹿に咬まれるなどの事故が増加しています。来られる方は鹿は人に慣れているとは言え野生動物であることに留意してください。