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奈良散歩 21

奈良在住の私が訪れた所を紹介します。
今回は、世界最古の木造建築で知られる607年に建立された法隆寺です。

以前に紹介しました中宮寺跡史跡公園から法起寺、法輪寺、斑鳩神社を巡った後、法隆寺の東院伽藍の南門に着きました。
南門から入ると正面に八角円堂の夢殿があります。738年造営とされ、聖徳太子が仏教に思いをめぐらせていた時、夢に金人が現れて教示を受けたという伝説からこの名があります。東院には、夢殿の他に舎利殿や伝法堂などがあります。また東側には、聖徳太子の母后のために創建した尼寺の中宮寺が隣接しています。

夢殿
舎利殿
中宮寺入口

東伽藍の四脚門を出て西院伽藍に向かう道は、幅が広く天平時代の雰囲気があります。東大門を潜り歩くと西院伽藍の中門が右に見えます。現在、中門からは入れませんが、門の左右にある仁王像は力強さを感じます。

東院伽藍から西院伽藍へ向かう道
中門

内側に入ると、左に五重塔、右に金堂があります。五重塔の高さは約32.5mで、日本最古の五重塔として知られています。金堂には、教科書で見た釈迦三尊像などが安置されており、この日も多くの修学旅行の生徒が訪れていました。

中門から五重塔と金堂を臨む
五重塔
金堂

西院伽藍の東側には、宝物庫である大宝蔵院があります。内部には、これもまた教科書でお馴染みの玉虫厨子など国宝が展示されています。

今回は、東院伽藍の南門から入りましたが、正門である南大門から入れば西伽藍の中門が正面に見え、厳かな雰囲気を感じます。

南大門
南大門から入り、中門を臨む

現在、拝観料は一般1,500円(小学生750円)ですが、2025年3月1日より大人(高校生以上)が2,000円、中学生1,700円、小学生1,000円になります。広い境内と国宝の数々を維持管理するためとは言え、奈良の他の寺院と比べて突出して高い拝観料と思います。高くなる前に拝観されることをおすすめします。

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