安旨の赤ワインを探すシリーズの2年目
昨年の冬から春は国と品種は様々に、近所のスーパーでほぼ税抜き3桁で買える赤ワインを比較しました。
今回も品種色々とで前年に試せなかった赤ワインのボトルを集めようと近所のスーパーの棚を見ていましたが、それだけでは面白くないなと思い一旦取りやめにして過去に飲んだ赤ワインの記録を見直すと、思ったほど主要国際品種であるカベルネソーヴィニヨン単一のボトルの経験が少ないことに気がつきました。
そこで近所のスーパーだけでなく、酒類の量販店まで探索範囲をひろげて、また、物価上昇の影響も考慮して割引含めて税抜き3桁から1,300円未満でカベルネソーヴィニヨンの単一に絞って良品を探すことにしました。
第一グループ 500円近辺
カスティーリョサンシモン Castillo San Simon/Cabernet Sauvignon
★★★⭐︎(3.5点)
ダンシングフレイム Dancing Flame/Ojos del Salado Cabernet Sauvignon
★★★⭐︎(3.5点)
サンタカロリーナ Santa Carolina/Cabernet Sauvignon
★★★⭐︎(3.5点)
第二グループ 800円から1,100円未満
コントルパロワ Contre-Parrois/Cabernet Sauvignon
★★★(3.0点)
イーグルホーク Wolf Blass/Eaglehawk Cabernet Sauvignon
★★★(3.0点)
コノスル ビシクレタ Cono Sur/Bicicleta Reserva Cabernet Sauvignon
★★★★(4.0点)
ケーダヴリューブイ KWV/Cabernet Sauvignon
★★★★(4.0点)
クマ Michel Torino/Cuma Organic Winemaker's Selection Cabernet Sauvignon
★★★⭐︎(3.5点)
第三グループ 1,100円から1,300円未満
サルトーリ Sartori di Verona/Organic Cabernet Sauvignon
★★★(3.0点)
ルーツ California Roots/Cabernet Sauvignon
★★★⭐︎(3.5点)
ロシェマゼ Roche Mazet/Organic Cabernet Sauvignon
★★★⭐︎(3.5点)
終わりに
なんといっても今回強く思ったのは、集める段階が楽しすぎて本数が多くなってしまい、シリーズ後半には修行のイメージが強くなって、早く飲み終えたいと感じたのが問題でした。誰に頼まれた訳でもないのにどうなっているのか?
それでも結局は好みの問題もありますが、コノスル ビシクレタとKWVは圧倒的に強かったこと、ロシェマゼとルーツ、ワンコインレベルの第一グループの3本は光るものがありました。価格帯比で納得がいくかどうかが評価の分かれ目になる普及価格帯のワインは、「このくらいがちょうどいい」が大事です。生意気に偉そうなことを話したり書いたりしてしまう自分を諌める時間も年間の中で少しはあった方が良いです。お財布にも優しいし。
あと、集中的に赤ワインを飲む際の食事に、思いっきり和な魚の干物を合わせて破綻しないことがわかったのは収穫でした。スーパーの惣菜コーナーや、伊豆なんかに出かけた際の買い物に、消費が追いつくかどうか躊躇しなくて済むのは素晴らしいです。
この手の企画はまた来年の冬、次は何をして遊ぼうかな。