そうだ福島に行こう 20241011-1012
急に決まった休日にどうする?
唐突に休みが出来たので漫然と、とはいえ速やかに計画、まあ温泉だよなぁ、良くなったり悪くなったりの腰痛もあるし。という事で連休直前泊ならなんとか宿も予約が取れるので行って参りました。近所の観光地はちょいチェック、残念ながらワイナリーは周囲にはなさそうだし、あとは日本酒を宿でいただく感じかな?
とここまで準備を進めて予約してから、帰りをただ真っ直ぐ帰るのもなと広範囲で見てたら、そう言えばドンピシャなものがありました。以前からタイミングが合えば行きたかった会津さざえ堂、会津若松駅からバスですぐ。あ、宿からは地味に距離があるけどまあいいか(結果無計画)。
さざえ堂を知ったのは北斎や広重の浮世絵に登場する、五百羅漢寺(当時は本所五ツ目、今の江東区大島)にあったもの、それってどういう事??? となってちょい調べたらいくつかが現存してるというじゃないですか、江戸時代の方々ってやっぱり頭おかしい(褒め言葉)。
という事で、帰りは時間を見ながら可能な方法で戻れば良いかなと雑に決めて、あえて事前予約せずに当日を迎えました。
初日
洗濯を済ませておきたかったから早めに起床、軽く食事をしてほぼ同時進行で洗濯機を操作。低血圧を理由に早起き出来なかった人間とは思えないくらいにスムーズに完了、シャワー、着替えをして洗濯物を干していざ出発、素晴らしい。
早めに東京駅に入れたので、コーヒーを飲みながら乗り換え時間や現地情報を再確認、乗車前に記念撮影。
順調に進んで福島駅で福島交通飯坂線に乗り換え、駅の案内表示に従ってJR線のホーム経由で進んでいきましたが、なかなかにわかりにくい。以前、福島県立美術館で若冲の展示があった時に利用した時は、一旦駅の外に出てから乗り換えしたのを後から思い出しました。その方がわかりやすいですね。
飯坂温泉駅に到着したら12時過ぎ、お腹空いたのであてずっぽうにお店を探してカフェっぽいこちらでランチ。野菜中心の優しいお味、炭水化物、脂、酒に荒れた身体にはちょうどいい。肉が無ければ物足りなくってという方にはカツカレーセットが良さそう。
お腹も満たされたらのんびり街歩き、昔のインフルエンサー(違)の松尾芭蕉なんかが訪れたことで有名になったとかの由来のかかれたものを読みながら、史跡や共同浴場(入浴せず外観だけ堪能)、地元名士の旧堀切邸なんかを見て歩きました。小さ目なタオル持って来れればのんびり足湯も出来たなと、いっつも後から思うんだけれど忘れちゃうのよね。
午後3時くらいになったので本日の宿へ、ある程度大きな規模の古くからの温泉宿は、会社や各種の法人の団体客対応から個人客対応主体への転換に苦労されていますが、こちらはサービスをシンプルにしつつも、スタッフさんの付かず離れずなバランスが気持ち良かったです。
まさかの24時間入浴可能な、サラッとした泉質の湯はなかなか良いですね。
2日目
朝は早めに温泉であったまってから一番早い時間に食事をいただき、チェックアウトして会津若松に向かいます。事前の情報確認で一番シンプルな方法は高速バスを利用する事だとわかっていたので、福島駅前で乗車し事故か何かによる高速道路の一部通行止めで若干の遅延はありましたが、予定より30分遅れくらいで済んで会津若松駅前に到着。
チェーン店の居酒屋さんのランチメニューで天ぷらなんかがついたざるそばのセットをサクッといただき、帰りの手段を確保してから巡回バスで飯盛山へ。白虎隊の悲劇の地としても著名なこちら、若き戦士達の墓石が並ぶエリアからちょっとだけ離れた場所に、その不思議な建築物はあります。
入館料を支払い中に入ります
厳密にはお寺ではなくただの木造建築物ではありますが、かつての民間信仰の場所としてお詣りした場所と思うと、古い建築物好きとしてはこの奇異な、そして頭のおかしい設計、実際に建築した当時の方々の頭脳と技術に興味が尽きませんでした。
巡回バスで会津若松駅まで戻って、福島県にお金をちょっとでも落とすぞモード、菓子類、地元産品を中心にお土産を物色。バスターミナルでコーヒー啜りながら時間調整、高速バスでバスタ新宿へ。曜日や時間帯によって価格が変動するらしく、見た料金より遥かに安い3.5kで乗車出来、快適に居眠りしながら新宿到着は定刻の20時半くらい、ドライバーさんありがとうございます、そして長時間お疲れ様です。
ガソリン(?)を補給して気楽でなかなか良い旅は終了、腰痛は少し和らいだかな、帰りのバスは座っているだけでもそこそこ疲れたけとね。