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中華麺によく入っている食品添加物

日本では安全と有効性が認められた約1500品目の食品添加物の使用が法律で許可されています。

使用目的別で見てみると「食品の形や食感をよくする」「品質をよくする」「色や香りをよくする」「味をよくする」の大きく4つに分けられます。

まず、1つ目の「食品の形や食感をよくする」食品添加物についてですが、
主に6種類あります。

その6種類とは「凝固剤」「膨張剤」「かんすい」「乳化剤」「結着剤」
「糊料 (増粘剤、安定剤、ゲル化剤)」です。

1つずつ見ていきます。
#何回かに分けてお伝えします!

突然ですが、「かんすい」って聞いたことありますか?

かんすいは「ラーメン焼きそば冷やし中華などの中華麺に使われる
食品添加物」です。

麺のコシ風味光沢などを出すため」に使われ、
炭酸ナトリウム炭酸カリウム」などがあります。

乾燥麺にも書かれていることが多いので見てみてください😊


ところで、油と水が混じり合わないのはご存じですか?

日常生活では「ドレッシング」が一番わかりやすい例です。

ドレッシングを使う時に、境目ができてたら (分離してたら) ボトルを振ったりスプーンでかき混ぜたりしますよね?

この境目は水 (厳密には酢ですが…) と油が混じり合わないことによってできるものです。

他に、ラーメンのスープの上にある透明な水滴のようなものも油と水が
混じり合わないためにできたものです🍜

この境目をなくして、水と油を均一に混ぜ合わせるものが「乳化剤」です。

植物レシチングリセリン脂肪酸エステル」などが乳化剤として使われています。

乳化剤は水と油を均一にする他に、「泡を消すダマができるのを防止する」などの働きもあります。

ちなみに、主に「酢・油・砂糖・塩こしょう」でできているドレッシングとほぼ同じ材料からできているマヨネーズ (主な材料は酢・油・砂糖・塩・卵黄) が分離していないのは、植物レシチンの1つである「卵黄」の働きによるものです。

残りの添加物については次回お伝えします!



参考:安部司「食品の裏側」
安部司「食品の裏側② 実態編」
e-ヘルスネット「食品添加物」
井上正子「新しい栄養学と食のきほん事典」西東社
仲村健弘「今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい食品添加物の本」日刊工業新聞社
厚生労働省「食品添加物」
渡辺雄二「食べてはいけない添加物食べてもいい添加物」大和書房


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