那覇「鶴小(ちるぐゎー)」でおでん定食を喰う むちゃうま旅日記006 2016.12
スクチャイのむちゃうま旅日記006 沖縄>那覇(2016.12)
<追記:2024/12/08 那覇マラソン完走グッズ写真追加>
吾輩は旅先で散髪屋に入るのが好きで、那覇ではおよそ毎月のように通っていた散髪屋さんがあった。
モノレール旭橋駅からも近い「東町理容店」
ここのご夫婦、吾輩の一周りも二周りも年上の人生の大先輩なのだが、やってることは吾輩より完全に若い!
ご主人はおとなしそうな感じだが、実は燃える闘魂アスリート選手で毎年のように42.195kmの那覇マラソンに出場していい成績を収めている強者だ。
毎夜、雨でない限り仕事後に10km走ることを欠かさないとのことで、ここ数十年10mですら走ったことのない若僧の吾輩、忸怩たるものがあった。
そして、なぜかいつも笑っている奥さん。
散髪中、背後をちょろちょろしているのがいつも鏡で見えているのだが、ご主人の手伝いをしているというか、ご主人に指令しているというか・・・(≧∇≦)
顔ソリなどをしてくれる担当のようだが、この奥さんもおっとり普通のおばちゃんと思いきや・・・
むっちゃ藝術的な文字を書く、書道の師範で、書道教室の先生をしているのだった。
言われてみれば、店内にもあちこちに書があり、それだけでなく、「本日休業」などの業務上の文字もじつに達筆で、見れば見るほど惚れ惚れする文字を書いているのだった。
そんなお二人に、いつも格安で散髪してもらい、散髪後にはうしろのソファーに座ってお茶をいただき、黒砂糖(!)を食べなと勧められたり・・・
吾輩はそこでしばらくリラックスしつつ琉球新報を読んだりするのだった。
次のお客さんがいないとき、しばらくご夫婦と四方山話をしたり。
フルマラソンの記録とメダルを見せてくれたり。
奥さんのすばらしい書を拝見したり。
ある時はカラフルな8色メロンパンというのをもらったり・・・
※メロンパンの話は「ほんにゃら日記」007の別記事をお読みください。
メロンパンをいただいたが、その日の午前中になんとご主人は42.195kmのフルマラソンをいい成績で完走していたのだった。
言われなければわからないほどご主人はいつものご主人だった。
疲れなど微塵も見せずにいつも通りに髪を刈ってくれていたのだ。
そんなふうにご夫婦は、決して鼻息荒いアスリートを演じたり、また奥さんも偉そうにする師範などではないのであった。
どう見ても、ふつうに、そこらへんにおる、散髪屋のおっちゃんとおばちゃんだ。
何も知らなければそう思うだけなのでした。
実際、吾輩も何年もね。
行き始めて3年目ぐらいに初めてそんなすごいご夫婦だと知ったのでした。
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さてその後、吾輩はご夫婦においしい店情報を聞いてみた。
「おばちゃんとおっちゃんのおすすめの食堂を教えてくださいな」(≧∇≦)
いつも笑ってる奥さんはすかさず「ちるぐゎー行った?」と言った。
ちるぐゎー? なんじゃそりゃ???
店の名前らしい。
知らんぜよ!
ここからでもなんとか徒歩圏のようだ。
おばちゃんは、そこのおでん定食が好きなのだそうだ。
いっぺん行ってみるべ、と吾輩はさっそくその夜に出かけた。
濃いめのおでんが旨い!
おでんにてびち(豚足)が入ってるのが沖縄らしい。
そして、沖縄そばとご飯の炭水化物攻撃。(≧∇≦)
地元人の人気店なのだそうだ。
言ってみれば那覇の地元人向けのファミリーレストラン。
参考までにメニューを掲載する。
しかしこれを書いてる2024年9月から約8年前の情報なのでそのつもりでね。(≧∇≦)
大のおとなでも子供のように心から楽しくなるメニューなのであった。
この店、気に入った!
通ってアレコレ食べてみたいな。
さあ、吾輩はこれからホテルに戻って今夜中21時までに8色メロンパンを一袋食べないといけないのだ。
明日東京に戻ってからすぐに人間ドックなので今夜の食べ物は21時で締め切り。(≧∇≦)
以下の記事に続く
※メロンパンの話は別記事「ほんにゃら日記007」を参照ください。
(おわり)