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松ぼっくり「牛乳」ヨーグルト完成 スクチャイDIY日記008 2024.11.15


<序>

前回の記事、
「松ぼっくり豆乳ヨーグルト第2世代完成 スクチャイDIY日記006 2024.11.13」
の最後に、
「吾輩は豆乳ヨーグルトの風味がどうしても好きになれないので、今後は豆乳を使うのをやめ、同じ松ぼっくりを使って牛乳でヨーグルトを作ることに挑戦してみたい。」
と書いたが、その後松ぼっくりを使って牛乳で作ってみた。

結果、風味も豆乳より(吾輩の嗜好として)良いヨーグルトが出来たのでここに報告する。

1.松ぼっくりを採ってきた

青い松ぼっくりはまだ実っていた

まず最初の心配事は、11月の今の時期に青い松ぼっくりが手に入るか?ということだったが、一番はじめに採取した某所に行くと、幸いまだ実っていた。

第一の関門クリアである。(≧∇≦)

2.松ぼっくりと牛乳が揃った

松ぼっくり2個と牛乳を用意した

松ぼっくりを採取したその足でスーパーマーケットに立ち寄り牛乳を買った。

500mlの2割引品を買った。

賞味期限が近くても、賞味期限内に発酵を開始して乳酸菌が優占すれば事実上賞味期限を延ばせるということはこれまでの実験でわかっている

そういうことならつまり、安く買った方が財布に優しいではないか。

なお、採取した松ぼっくりは2個であるが、今回は500ml牛乳用に1個だけ使った。

もう1個は冷凍庫で保存することにした。

3.シンプルな仕込み

牛乳に松ぼっくりを投入

仕込みは、シンプルに牛乳に松ぼっくりを投入するだけである。

はい終わり。(≧∇≦)

容器もそのままで衛生的だ。

面倒もなく実に合理的だ。

松ぼっくりは牛乳の表面に浮いていた。

蓋を手で押さえながらパックを振り回してかき混ぜた。

マドラーなど外部からの道具を入れたりしないのでこれまた衛生的だ。

このまま常温の部屋の中に放置した。

なお、室内の気温は15-25℃。

実験期間中、屋外は昼間でも10℃前後と肌寒かったが、天気が良く部屋に日光が差し込んでいたので特に昼間の室内は結構暖かくなっていた。

4.45時間後に固化していた

縁に乳清(ホエイ)が見られ、固化していた

45時間後とは中途半端な時間ではあるが、たまたま蓋を開けて見たのがその時間だったのだ。

45時間は丸2日に3時間足りない時間だ。

縁に乳清(ホエイ)が見られ、固化していた。

5.食べてみたが少しゆるい

茶碗に出してみた
少しゆるいような感じであった

少しゆるいような気もしたが、全部食べた。

適度な酸味があってなめらかで、とてもおいしかった。

食べるのに差し支えないし牛乳の風味もすでになかったので一応ヨーグルトになったと判断していいかもしれない。

しかし、念のためもう少し(6時間ほど、仕込みから約50時間後まで)室温下で放置した。すると、底の方も含めてほぼ固まった。

完成とみていいだろう。

そこで発酵を停めるため(発酵をゆるやかにするため)、冷蔵庫で保存することにした。

6.激しく分離していたが食べるとうまい

激しく分離していたがうまかった
松ぼっくり入りで雰囲気をだした

他のヨーグルトやケフィアと同時進行の実験なので食べるヨーグルトの量が多く、吾輩がこの「松ぼっくり+牛乳」を食べたのは仕込みから60時間(丸2日と12時間)経った後であった。

写真のように固化部分と乳清部分がはっきりと分かれていた。

固化部分も乳清も、たんぱく質の宝庫なのでどちらも一緒に食べましょう。

うまい!(≧∇≦)

吾輩は、やっぱり牛乳の方が豆乳よりも好みだ。

7.なぜか松ぼっくりヨーグルトは見た目が荒々しい

ところでこの松ぼっくり牛乳ヨーグルトは固化部分と乳清部分がやたらはっきりしていることもあり、見た目がどうも荒々しい。

これまでの組み合わせでは、ケフィア(+牛乳)が一番テクスチャ(見た目の組成)が優しくきれいな気がする。

そういえば、松ぼっくり+豆乳のヨーグルトも固化部分と乳清の液状部分が鮮明に分かれ荒々しかった。

どうも、豆乳にしろ牛乳にしろ、松ぼっくりをタネにすると見た目がケフィアに比べて荒々しくなるような気がしている。

ただ、この原因は、牛乳や豆乳の種類やその他微妙な作成環境の違いによるからかもしれない。

タネ菌素材(松ぼっくりとケフィア)による見た目の違いをはっきりと把握したわけではない。

明らかな違いを述べるには何度も繰り返して作ってみるしかないだろう。

しかし今のところ吾輩に言えるのは、ケフィア(+牛乳)が風味も見た目も一番好き、ということだ。

8.まとめ

<発酵環境>

室温は15-25℃だった。

本文にも書いたように、屋外は昼間でも10℃前後と肌寒かったが、天気が良く部屋に日光が差し込んでいたので特に昼間の室内は約25℃と暖かかった。

結果、2日弱でヨーグルト化した。

<結果>

松ぼっくりを牛乳に入れた常温下でヨーグルトができることがわかった。

しかもそれは豆乳で作ったものよりも風味的に気に入った。

おいしさは各人の嗜好なので押しつけるわけにはいかないが、吾輩は、松ぼっくりをタネ菌としてヨーグルトを作るのだったら「牛乳」にする。

前回も書いたが、
「<世間の松ぼっくりヨーグルトは豆乳ばかり>」
の理由について、吾輩は未だにわからない。

ヴィーガン(完全菜食主義者)だったらまだわかるが、日本にそこまで律儀なヴィーガンもそんなにいないと思うからだ。

しかるにインターネット上の情報では松ぼっくりを使うヨーグルト作りとなれば、決まっているかのように「豆乳」を使った情報があふれている。

まあ、人は人なのでそこのところを深く追及する必要はないだろう。

もう一度言うが、吾輩には松ぼっくりを使うなら牛乳で作るヨーグルトの方が風味(味と香り)的に好みに合っている。

自身の実験でそこははっきりした。

<今後>

もし今後、松ぼっくりをタネ菌(スターター)にするなら、吾輩は迷わず牛乳を使う。
風味と見た目が、「豆乳」よりも気に入ったからだ。

松ぼっくりを得るにはお金がかからない、という利点もある。

ここで書いた同じ方法で作るには、青い松ぼっくりを手に入れる必要があるが、ない季節用に松ぼっくりを冷凍保存しておけばいい。

冷凍保存の松ぼっくりからも無事ヨーグルトができることも実験でわかっている。

しかしながら、これまでの一連の実験でわかった結果として、風味と見た目で吾輩の最高評価は「ケフィア」なのだ。

<ケフィアが一番いい>

これまでの一連の実験結果として、吾輩にとってケフィア(+牛乳)が一番気に入った。

ケフィアは最初市販のタネ菌を購入しないといけないが、ヨーグルト自体のテクスチャと風味でケフィアが最も気に入った。

引き続き、日常習慣として食べ続けていきたいのはケフィア(+牛乳)だ。

あくまで個人的嗜好による判断だ。

なので、この価値観を決して人に押しつけたり勧めたりしているわけではない。

なお、健康への影響はまったくわからないので評価も感想もなにもない。

しかし、吾輩は今のところ身体も胃腸もやたらと元気満々だ。
これだけは言える。

それがこれまでの一連のヨーグルト実験と試食に関係しているのかしていないのか、それすらもよくわからないのであるが。

(おわり)

※注意:ここに書いてある方法で作った食べ物で万が一お腹を壊したりなどの健康被害が出ても当方は一切責任をとれないのでそこのところをくれぐれも理解した上でこの記事を参考にされたい。

以下、参考記事:

松ぼっくり豆乳ヨーグルト(初回・1回で終了)

冷凍松ぼっくりから豆乳ヨーグルト(冷凍物初代)

松ぼっくり豆乳ヨーグルト(冷凍物2代目)

ケフィアヨーグルト(初回)

ケフィアヨーグルト(2回目・初代)

ケフィアヨーグルト(2代目)

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