読書メモ『働かないオジサンになる人、ならない人』 未来の自分のことかもしれない
『人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人』
著者:楠木新
働かないオジサンは未来の自分かもしれない
あなたの会社にもいるでしょうか?
会社に来てはいるけど、これといって何の仕事もしていないオジサン
口だけ出してきて何もしないオジサン
なのに給料は自分よりも貰っているオジサン
そんなオジサンを横目に「やってられないよ!」という思いを抱きながら、毎日忙しく働いている人も少なくないはず。
働かないでもいい給料貰えるなんて、うらやましいな〜
と思う反面、自分は、ああはなりたくない、とも思います。
しかし、未来はどうなるかわかりません。
自分が50代、60代になったとき、もしかしたら「働かないオジサン」になっていて、若手から働かないオジサン(オバサン)認定されているかもしれない・・・!
それは、やっぱり嫌だ!
せっかくならイキイキ働いているオジサン(オバサン)になって、少しでも人の役に立ちたい!
自分が将来「働かないオジサン」にならないためにはどうしたらいいのか?という藁にもすがる思いで本書を手に取りました。
40歳が働かないオジサンの分岐点
40歳あたりを過ぎると、会社中心の働き方に疑問を感じ始めるそうです。
まさに、今自分がそんな感じなので、よくわかります。
20代、30代の頃は仕事をするだけで一生懸命で、そんなこと感じている余裕すらありませんでした。
それが、30代後半から40代にかけて、なんとなく、変わってきます。
「仕事飽きたな・・・」とか「成長が実感できないな・・・」という、満たされなさを感じつつ、
「このままでいいのかな・・・?」という焦りが生まれてきます。
このタイミングで転職や昇進でキャリアアップを実現できるといいのですが、すべての人が上手くいくとは限りません。
思い描いた通りにいかず、そのまま、だんだんとやる気をなくす。
そうして気づいたころには、誰にも見向きもされない「働かないオジサン」になってしまっている・・・。
イキイキと働くオジサンになるためには
では「イキイキと働くオジサン」になるにはどうすればいいのか?
「イキイキと働くオジサン」には次の2パターンがあるそうです。
①もいいですが、私は②を目指したいなと思います。
「好きなこと、趣味を楽しむためにも、働く」ならできそうです。
趣味でなくても、副業などをはじめてみるのもいいですね。
「社外」での仕事があると、会社を辞めた後も、それこそイキイキと働くことができます。
会社を辞めてからも社会とのつながりを持つヒントになる
定年後は、趣味に生きるのもいいし、生涯現役で働き続けるのもいい。
「イキイキと働く」ためには?を考えることは、定年後の人生について考えるときのヒントにもなりそうです。
「働かないオジサン」から、人生についての学びを得られるとは、思ってもいませんでした。
本書には「働かないオジサンのタイプ別生態」や「対処法」
「働かないオジサンにならないための7か条」など興味深い内容盛りだくさんです!
興味が湧いた方は、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。