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31アイスクリームみたいな人生を歩みたいもんだ


今日、31歳になったらしい。
更新する時には既に誕生日を超えてるんだろうけれど。

まあそれはそれとして。

なかなか起きない娘を半分無理矢理起こしてご飯を食べさせ保育園に送り出して、帰宅した瞬間に「休みだーーー!!!」と叫んだ。

叫んだあとは、洗濯機をぶん回して、床を磨いたりコロコロしたり洗濯物を干したりして過ごしていたら、親友からおめでとうLINEが来た。


そこでようやく、自分が歳を重ねたことを知った。
多分お昼ちょっと前とかだと思う。

ふと脳裏を掠めたのは、小学生の頃の記憶。
アイロンをかけている母の横で「ねえ今日ママの誕生日だよ!何歳になったの?」と聞くと、そういえば、という顔をした後にややしかめっ面で「そうねえ、38かな」と答えた。

生まれてから10年も経ってない自分にとって誕生日=年に1度の最高に嬉しいイベントなのに、母親が苦虫を噛み潰したような表情をするものだから「お誕生日なのに嬉しくないの?」と純粋な疑問をぶつけたら「嬉しくないわよ。えー、もうこんな歳なの?うそぉ、やだぁ」とひとしきり嘆きながら、私のランチマットにアイロンを掛け続けた。

そんな母親の年齢に、私は少しずつ近づいている。

いつか娘に同じような質問を投げかけられるのだろうか。
でも私は今のところ歳を重ねることに肯定的なので母親と同じ反応はしないと思う。38歳になった時には違うかもしれないけれど。

娘が産まれてからは生活の中心に娘が闖入してきたので、自分ファーストと娘ファーストを行ったり来たりしている。

今日は図らずも外出していて、娘の保育園のお迎えまで時間があったから、誕生日だしということでまつ毛パーマをしに保育園近くの美容室を訪れた。
そして、薬液を塗られている最中に園から娘の発熱とお迎え要請が来てしまった。

薬液を落とす訳にも行かず、美容師さんを急かしてしまいつつもまつ毛をくりんとさせた後は、サンダルのヒールが折れるんじゃないかという全力疾走で園までお迎えに行き、タクシーで帰宅した後娘のことをあれやこれやと看病して、熱も下がって落ち着いてきたので娘の隣でこれを書いている。

まさに、自分ファーストと娘ファーストが入り交じった1日だった。

31回、誕生日を経験してきたが、多分今日ほど忘れられない誕生日は無いんじゃないかと思う。自己ベスト更新である。

32回目の誕生日はどう迎えているだろう。
娘はその頃もうたくさんお喋りをして、たくさん歩き回って、おしゃまになっているかもしれない。
それを近くで見る幸せは、何にも変え難い物があるな。と思った時に、自分に母性が備わっていることに気付いて少し安心した。

ちなみに31歳の抱負は、死なないことです。

ハッピーバースデー トゥー ミー。
伊達に地獄は見てないから、これからも図太く生きていこうな、わたし。

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